女性の人生は既婚か未婚かよりも子供のある無しで変わる!?【酒井順子×安倍昭恵】

匿名

長禄

20/06/27 11:12:36

女性の人生は既婚か未婚かよりも子供のある無しで変わる!? 酒井順子×安倍昭恵

https://www.bookbang.jp/review/article/509688

「子どもがいない」という視点から、女性の生き方について切り込んだ本作『子の無い人生』を上梓した酒井順子さん。
 そんな酒井さんが一番会いたかったという人生の先輩・安倍昭恵さんとの特別対談が実現しました。

◆政治家の妻として後継者を産むプレッシャーはあった

酒井 私、二〇〇三年に『負け犬の遠吠え』という本を出版しまして。その本の中で、結婚していない女性たちのことを「負け犬」というふうに書いたのですが、読んだ方からけっこう言われたのが、「結婚していても子どもがいない人は、負け犬になるんですか?」ということ。私は自分が結婚していないこともあり、そういう立場の方たちのことをあまり考えたことがなかったんですね。

 今年で五十歳になりますが、この歳になると「結婚しているか」ということより「子どもがいるかいないか」ということのほうが、将来の暮らしに関わってくるように思います。そこで今回「子の無い人生」をテーマに本を書いたのですが、この先、もう子どもを産むことはないだろうという中で、「どういう気持ちで生きていくか」といったことも含め、昭恵さんにもいろいろ伺えたらと思います。いきなりプライバシーに踏み込んだ話になるかと思いますが、よろしくお願いいたします。

安倍 どうぞよろしくお願いいたします。

酒井 まずは、やはり政治家の妻となると、後継者を産んでほしいというプレッシャーがあったのではないかと思うのですが……?

安倍 そうですね。もう、ずいぶん前のことですので遠い記憶ではあるのですが……。やはり言われることはありましたね。自分の親や主人の母といった近しい人からは何も言われませんでしたが、後援者の方々からは年がら年中、言われていました。

酒井 かなり直接的な感じでおっしゃるのでしょうか?

安倍 普段の生活の中では、「まだですか?」くらいの感じなんですが、酔っぱらったりすると「安倍家の嫁として失格だ」とか、「非国民!」などと言われることもあって……。「それはちょっと、どうなのだろう」と思うこともありましたね。

酒井 そういったプレッシャーには、どういった対処をなさったのでしょう。

安倍 落ち込んだり、逆に、言い返したりということもありましたが、ただ、政治家の妻はやることがたくさんありましたので、あまり気にしないようにしていましたね(笑)。

酒井 昭恵さんも不妊治療を経験なさったとか。長い期間続けていると、止めるタイミングがわからなくなる方も多いといいます。「せっかくここまでやったんだから、もう少しだけ……」と続けるケースもあるように思うのですが、昭恵さんはいかがでしたか?

安倍 私の場合、根が楽天家というか、「今日がよければいい」みたいなタイプなんですね。生きることにもあまり執着がなくて、病院もあまり行かないんです。主人が医療費を使わせていただいた分、私はお世話にならないでおこうと思っているところもありまして……。不妊治療にも三箇所ぐらいは通いましたが、どこも長続きしませんでしたね。

 元来、努力家ではなく、目標が定められない性格なんです。それがずっとコンプレックスでしたが、こと、子どもに関してはよかったのかもしれません。頑張れば妊娠できたのかもしれませんが、でもすごく真面目で努力家の友人が今月もダメ、翌月もダメでというのを繰り返すうちにうつ病になってしまったり、別の友人は不妊が原因で離婚してしまったりしたので、私は諦めてよかったのかもしれないと思ったりもしました。主人が「絶対に産んでくれ」と言わなかったことにも救われた気がします。

>>1に続く

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