- なんでも
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シングルマザーの母は娘の育美に不自由な思いをさせないよう、昼夜問わず必死に働いて育美を育てた。
ある時過労から母が倒れてしまった。
病床で母は、「辛くなったらこれを開けなさい」と育美にお守りを渡した。
これまでの無理がたたったのか、母はそのまま帰らぬ人となってしまった。
高校生になった育美は祖母の家に身を寄せたが、母とあまり関係が良くなかった祖母は育美に辛くあたり、家には帰りづらかった。
学校ではいじめに遭い、居場所はどこにも無かった。
そんな時、母がくれたお守りの事を思い出す。
泣きながらお守りを開けてみると、そこには母の字でこう書いてあった
育美、しね- 5
20/05/12 22:21:31