- なんでも
- 文久
- 20/04/18 10:30:20
アビガンがCOVID-19に対し効くという根拠になっていた武漢でのアルビドールとの非盲検比較臨床試験結果が4月8日にVer3に改訂。
当初有望とされたアビガン優位を示す主要評価項目は未達で、非重症(軽症と中等症)のみのサブグループ解析で有意に優位という結果。
アビガンの副作用について指摘されているのは2点。
・胎児に影響が及ぶ
・細胞回復力の低下
●アビガンは動物実験で催奇形性の可能性が指摘されているそうだ。なので、子どもを作りたいと思っている女性、男性には決して服用を勧めない方が良い。
●服用した人間の細胞が正常に作成されることをも阻害してしまう。コロナウイルスだけを選んで効果を発揮するわけではなく、正常な細胞にも作用してしまうということだ。なので皮膚や内臓の損傷に対する回復力が低下するといわれている。
催奇形性とは、妊婦のお腹の中にいる胎児に障害が出る、薬剤にとっては致命的な副作用だ。抗がん剤などの中には催奇形性のある薬剤があり、妊娠の可能性のある世代には厳重な管理が求められている。それでなくとも「催奇形性」というだけで敬遠されがちだ。複合的な理由が重なり、開発は中止された。
催奇形性の影響を受けやすい世代には、事前に説明して承諾を得なければならない。それは、致死的な症状に陥るかわからない段階で、催奇形性のある薬剤の投与を勧めることを意味する。男性に投与した場合、精液へ移行することがわかっている。
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