• No.1 朱鳥

    20/04/12 10:00:42

    ◆医療機関の現状◆
     今後感染のスピードが上がると、重症例も当然増えてきます。もし何百人もの感染者が
    同時に出れば、その人たちを病院で治療しなければいけません。医療機関のベッドは、ま
    たたく間に埋まってしまいます。それでも心筋梗塞や脳梗塞やがんなどの患者さんに対し
    ては、いつものように対応しなければなりません。今までと同じように医療は維持しなけ
    ればならないのです。
     軽症の人は、自宅や宿泊施設に移って静養や療養してもらい、少しでも新型コロナ感染
    症の人のために、病院のベッドを空けるなどの素早い行動が必要です。そして、新型コロ
    ナ感染者の治療が終わり、社会復帰しても良いというときこそ、素早くPCR検査をやっ
    て確認し、ベッドを開けなければなりません。そのためにも、少しでも時間が必要なので
    す。医療機関に時間をください。
     コロナ感染者の増加を、少しでも緩やかなカーブにしなければ、医療は崩壊します。

    ◆医療機関への偏見や差別◆
     皆さんは、咳をしたり、熱が出ていたりする人が近くにいたら、きっと嫌な顔をして、
    文句を言うか、離れていくことでしょう。今この時も医療関係者は、コロナ感染の恐怖の
    中で戦っています。戦っている医療機関の医師や看護師や事務職員にも、子供や孫、そし
    て親はいます。その愛する人たちに、うつすかもしれないという恐怖の内で、医療職とい
    う使命の中で戦っています。そして自分の子供が、バイキンと言われ、いじめにあうかも
    しれないという、悲しみとも戦っています。
     市中の診療所ならば、医師自身が罹ったら、当然一定期間休診にするばかりでなく、診
    療所のすべてのスタッフやその家族の心配もしなければなりません。そして、自分の家族
    そのものに危害が及ぶことになります。実際に病院の中で重症の患者さんの治療を毎日繰
    り返し繰り返し治療にあたり、家に帰っても人工呼吸器の音が耳から離れず、懸命に立ち
    向かっている医師や看護師の人たちのことを想像してください。そんな恐怖といら立ちと、
    そしてストレスの毎日の中で生活しています。
     わかってください。知ってください。理解してください。感染が拡大すれば、誰もが感
    染者になります。そのとき、偏見や差別を受けたらどんな思いをするのか、一人ひとりが
    賢明に考えて、不確かな情報に惑わされて、人を決して傷つけないように、正しい情報に
    基づいた冷静な行動をするようにしてほしいのです。まして、地域の医療機関の活動が差
    別意識で妨げられるようなことは、決してあってはならないことでしょう。

    ◆一緒に戦いましょう◆
     もう少し、もう少し我慢して下さい。四週間、何か月いや一年以上になるかもしれませ
    ん。病気と闘って生きていたいと、つらい治療と闘っている患者さんもいます。生きてい
    ることだけでも幸せなのだと、ぜひ、ぜひ思ってください。
     安易に外出して、密集、密閉、密接のところには絶対行かないでください。あなたの行
    動が、新しい患者さんを作ってしまうかもしれません。
     お願いします。私たち医療従事者も、ストレスや恐怖に我慢して戦っています。
     お願いします。皆さんはぜひ、我慢と闘って、我慢してください。戦いは、長くてつら
    いかもしれませんが、みんなで手を取り合って戦っていかねばならないのです。

                 (神奈川県医師会長 菊岡正和先生のコメントを少し改編)

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