文和
毎日新聞 2020年3月30日 19時00分
新型コロナウイルスの感染が拡大している東京都では、永寿総合病院(台東区東上野)の入院患者やスタッフの感染者数増加が問題になっている。29日までに確認された感染者数は100人近くに上る。事実上、都内で最大規模の「クラスター(感染者集団)」と化しており、都は「全容が見えてからの判断だが、院内感染で拡大した可能性が濃厚ではある」と危機感を募らせる。
都の発表によると、同病院での感染者数は24日までは4人だったが、25日に新たに11人の感染を確認。その後、26日に10人▽27日15人▽28日29人▽29日27人――の感染が明らかになった。このうち2人は死亡が確認されている。
また30日、都保健医療公社が、荏原病院(大田区東雪谷)で週1回勤務している30代男性医師が感染したと発表。男性は永寿総合病院に常勤で勤務しており、24日に発熱などの症状が出た。荏原病院は、それまでの2週間に男性医師と接触した職員6人と患者12人に症状はなく自宅待機などを求めていると説明。院内での感染拡大はないとして、通常の診療を続けている。慶応大病院(新宿区信濃町)でも、永寿総合病院から転院した患者1人と、同じ部屋にいた患者3人の感染が分かっている。
永寿総合病院で、入院患者やスタッフらに対して25~29日に行われた感染の有無を調べるPCR検査は計523件。スタッフは派遣職員らも含めると750~800人おり、入院患者を含めた最終的な検査件数は1000人規模になる見込みという。
同病院は内科、産婦人科、外科などを備える区内で最も大きい中核病院。病床数は400あり、24時間体制で救急患者を受け入れている2次救急医療機関に指定されている。しかし、24日からは外来診療を中止している。台東保健所には「外来で受診したが、感染していないか心配だ」という声などが1日100件程度寄せられているという。
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