• No.492 保元

    20/03/05 00:18:37

    杏樹「今日は楽しかったわ!」
    俺「杏樹さん、前の旦那さんが忘れられませんか?」
    俺「忘れられないんですね?顔に書いてありますよ」
    杏樹「ごめんなさい…」
    俺「謝らないでください」
    俺「杏樹さんはとても綺麗で魅力的で、でも影があってその陰の中には前の旦那さんがいて」
    俺「僕が必ず前の旦那さんの事を忘れさせますから」
    杏樹「そんな簡単に忘れさせるなんて言わないで!」
    俺「必ず僕が忘れさせます」
    杏樹「私に近づいて来ないで!」
    俺「近づくものを恐れないで」
    杏樹「私の過去の事なんて愛せるわけないんだから」
    俺「僕があなたの全部を愛します」
    杏樹「それに私綺麗じゃないよ」
    俺「杏樹さん、あなたはとても、とても綺麗です」
    杏樹「私綺麗じゃないよ」
    俺「綺麗です」
    杏樹「私綺麗じゃないよ」
    俺「綺麗です」
    杏樹「私綺麗じゃないよ」
    俺「綺麗です」
    杏樹「私綺麗じゃないよ」
    俺「綺麗です」
    杏樹「私は、私の事が好きじゃないの」
    杏樹「私は誰も幸せになんかできない」
    俺「他人の幸せなんて考えなくていい、自分の幸せだけ考えて!」
    杏樹「自分の幸せ?」
    俺「杏樹さん、綺麗だ」
    杏樹「私綺麗じゃないよ」
    俺「綺麗だ」
    杏樹「綺麗じゃないよ」
    俺「綺麗だ」
    杏樹「綺麗じゃないよ」
    俺「綺麗だ」
    杏樹「あれ?何でだろう涙がこぼれ落ちるのは…雪?」
    俺「雪を見たら僕を思い出してほしい」
    俺「あの日見た雪なんかじゃない。今日僕と見た雪を!」
    俺「家までの道のり」
    俺「小さなコーヒー屋」
    俺「頑固な店主がいるラーメン屋」
    俺「家から一番近いコンビにだって」 
    俺「あなたが見て来たものすべてを、そのすべてを僕が全部塗り替えるから!」
    杏樹「やっぱ、あなたはまだ若いわ、私みたいなおばさんほっといて」
    杏樹「もっといい恋愛ができるのに」
    杏樹「大体、私のどこを好きになったっていうの?」
    俺「綺麗だ」
    杏樹「私綺麗じゃないよ」
    俺「綺麗だ」
    杏樹「綺麗じゃないよ」
    俺「綺麗だ」
    俺「杏樹さん、いや杏樹!」
    杏樹「あの人と同じ呼び方しないで!」
    俺「何度だって呼ぶさ!杏樹!杏樹!杏樹!杏樹!」
    俺「君は世界中の誰よりも綺麗だ!」
    杏樹「綺麗じゃないよ」
    俺「綺麗だ」
    杏樹「あなた(天国にいる)、私また恋してもいいのかな?

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