- なんでも
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福島県産の植物をエサに与えたチョウの死亡率63%、異常発生率75%
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ランダムに福島の植物を採取し、チョウの幼虫に与えたところ、早期死亡や異常の発生率が増加。
チョウの食べ物による被爆の影響について、琉球大学の大瀧教授らの研究チームが、5月15日発行
の科学誌『サイエンティフィック・リポーツ』に発表した。
実験に使ったヤマトシジミは、日本では本州以南に生息する小型のチョウだ。
今回、沖縄に生息するヤマトシジミの幼虫に、福島県の広野町、福島市、飯舘村(平地)、
飯舘村(山地)の4ヵ所と、 比較のために原発から遠く離れた山口県宇部市で採取した植物の
葉を食べさせて、放射性セシウムの摂取量と早期死亡や異常の発生率の関係を調べた。
その結果、宇部の植物を与えた幼虫は死亡率が4・8%、異常の発生率が6・2%だったのに対し、
福島県の4ヵ所で採取した植物を与えた幼虫は死亡率が約32~63%、異常の発生率が約46~75%だった。
詳しい分析から研究チームは、半数が死に至る放射性セシウムの摂取量は1個体当たり1・9ベクレル、
半数に異常が出る摂取量は同0・76ベクレルと結論づけた。
また、早期死亡や異常発生は、放射性セシウムの摂取量に比例して直線的に増加するのではなく、
低い摂取量で急激に増加することがわかりました。
研究チームは「放射性セシウムの摂取による被爆のリスクを認識することは重要だ」と
しています。- 0
20/06/09 13:24:42