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- 19/12/12 23:36:53
2019年6月、東京・練馬区の自宅で、農林水産省の元事務次官・熊沢英昭被告(76)が、長男の英一郎さん(44)の首などを包丁で刺し、殺害した事件。
裁判で明らかになってきたのは、家族を巻き込んだ壮絶な歩みだった。
その1つが、英一郎さんによる母親への家庭内暴力。
熊沢被告の妻「肋骨(ろっこつ)にヒビが入ったり、顔に青あざ、鉛筆の芯を思い切り手に突き刺したりもありました」
さらに...
熊沢被告の妻:「兄(英一郎さん)の関係(原因)で、縁談があっても全部消えた。(娘は)それで絶望して自殺しました」
娘の自殺や妻への暴力、追い詰められた元エリート官僚の熊沢被告はその時、何を思ったのか。
裁判2日目に熊沢被告の口から語られたのは、父親としての苦悩だった。
12月12日午後1時すぎから行われた、熊沢被告への被告人質問。
大学のころから1人暮らしをしていた英一郎さんとのやり取りを聞かれると...
熊沢英昭被告「月に1回はアパートに薬や生活費を届けたり、ごみの片付けをしました。一緒にファミレスで食事をするなどして、コミュニケーションを図りました」
熊沢被告は、英一郎さんが大学を中退すると、就職先探しに奔走したという。
熊沢英昭被告「時期が就職氷河期で。本人はアニメ系がいいといくつか受けましたが、ダメでした」
最終的に、義理の兄が勤める病院に就職させたというが...
熊沢英昭被告「残念ながら勤務状況が悪いと感じました。ブログで上司の悪口を書いていました。迷惑をかけると心を痛めていました。お礼を言って引き取りますと言わざるを得なかったんです」
しかし、英一郎さんは退職に納得がいかず、ある行動に出たという。
熊沢英昭被告「医師から連絡がありました。英一郎さんが『明日、社会的事件を起こす。上司を包丁で刺す』と言っていると。おさめなきゃと思ってアパートまで駆けつけました。時間をかけて説得しました」、「(英一郎さんが納得してからはどうでしたか?)カバンから包丁を取り出して、台所に置きました。事件を起こさなくて良かったと思いました」
一度は1人暮らしをしていた英一郎さんだが、その生活はゲーム中心。
>>1に続く
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平安