「死んで詫びたい」夫が逮捕された妻、長男の窃盗…犯罪者家族の苦悩

匿名

万治

19/12/01 08:17:19

工藤智子さん(仮名)の長男は無免許運転などの罪により逮捕され、最終的に少年院に送致された。長男の初犯は13~14歳のころで、現在は18歳。少年院に入っていた期間は1年程度だったと明かす。母親としての心境はどのようなものだったのだろうか。

 工藤さんは長男の犯罪や逮捕について「最初に罪を犯したときはショックだったのですが、人間ってやっぱり慣れるんですよ」と話す。車の窃盗などで、いよいよ長男の少年院送致が決まったときは「行ってらっしゃい、1年間頑張って」という心境になり、長男には「頑張ってきてね、立ち直ってきてねって伝えた」と明かした。

 また、長男の無免許運転による事故で100万円以上の弁償が発生したこともあったが、息子に対して「お金を返してほしいとは言えない」と話す。

 「自分が悪いので……」と語り始めた工藤さんは、長男が小学校1年生のとき、工藤さん自身も覚醒剤関連の犯罪を犯してしまい、3人の子どもを施設に5年間預けたことを悔い続けている。子どもたちへの愛情は当時も今も確かにあるが「負い目もある。だから『(私のせいで)子どもはこうなってしまったんだ』と考えてしまう」と語った。

 自身が逮捕されたとき、小学校1年生の長男が「お母さん! お母さん!」と叫んでいた姿がずっと頭から離れなかった工藤さん。5年後に子どもたちを引き取ったが、長男からは「俺は引き取ってほしくなかった」と言われてしまった。それゆえ「すべては自分が悪い」という負い目をずっと引きずっている。

「隣の人が犯罪を犯すかもしれない。そういう想像力を持って」“加害者家族”の苦悩と支援

ブログ『拝啓、夫が捕まりました。』を運営しているでんどうしさんも、夫が加害者になった過去を持つ。ある日、でんどうしさんが勤めている会社に、突然警察から電話がかかってきて「ご主人がある罪状で警察にいて、とりあえず今晩は帰れません」と告げられたという。

 警察を装った詐欺の流行もあり、罪状を電話口で明かされなかったことから、最初は詐欺だと思っていたでんどうしさん。ただ、警察から「被害者がいる」と言われ、「ただごとじゃない」と思い、警察署に赴いた。そこで撮影した夫の写真を見せられ、初めて自分の夫が犯罪加害者になったことを知った。

 夫との接見が許可されると、夫自身の言葉で何を起こしてしまったのか、でんどうしさんはすべてを聞いた。「ひたすら被害者の方に申し訳ない。(加害者の)妻として、死んで詫びたいと思った」と、当時の心境を明かした。
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