• No.83 米津原始人

    19/10/02 05:32:05

    同じアーティストのアルバムを何枚か通して聴くと、
    歌詞に同じ言葉が何度か出てくることに気がつく。

    それは、そのアーティスト本人のキーワードなんだと認識し、
    受け取るようにしている。

    薬、毒、光、影、時、街、髪、など…。

    それぞれの言葉が姿を変えて何度も出てくる。
    当たり前のようだけどとても特徴が表れている。

    米津玄師、彼の場合はもっと特徴的。

    澱(おり)、幽(ゆう・かすかな)、灯(あかり)、
    灰、秘密、鳥、魚、靴(くつ)、ボタン、林檎…。

    ワードが他のアーティストとは異種のような気がしてならない。

    また、そこまでに一度しか出てきていないワードでも、
    何か気になるようなものは、必ず後からまた出てくる。
    「まちがいさがし」と「踵(かかと)」はそれ。
    やはりキーワードだったのだと再認識する。


    そうすると、

    【翡翠の狼】で出てくる歌詞
    「踵鳴らしながら待ちぼうけだ」

    【馬と鹿】に出てくる歌詞
    「踵(かかと)に残る似た傷を」

    から、

    「踵(かかと)」は「相手」を表現する、
    「君」や「あなた」にとどまらない、
    相手を想う気持ちをより具体的に特徴的に表すための言葉。
    なのではないかと想いを馳せる。

    【馬と鹿】の歌詞の最後は「止まない」で〆られている。
    ここでふと気づく。【Lemon】のMVに出てくるハイヒール…。
    これも「踵(かかと)」のひとつなのかもしれない。

    【Lemon】のMVにヒールが登場した理由は、
    「二人にしかわからない何か」としか明かされていないが、
    【馬と鹿】の歌詞の「踵に残る似た傷を」が
    「止まない」にかかっているのなら、
    ここでまたひとつ、あのヒールの理由が明かされているのかもしれない。

    私は、【馬と鹿】を聴いたあとでは、
    【Lemon】のヒールも「傷」が表現されていたんだと思えてならない。
    切ない気持ちがあふれて止まない。


    話しが長くなるが、もうひとつだけ。

    同じく【馬と鹿】の歌詞
    「そのくせ影をばら撒いた 気づいて欲しかった」

    【ララバイさよなら】の歌詞
    「影しか見てねえあんたらを 愛してるぜ 心から」

    光の方向を向いた時、その後ろにできるものが「影」。
    彼が表現する「影」とは。
    私の解釈では「影」イコール「曲」。

    彼は光の方を向いている。だから彼の後に「曲」ができる。
    曲が届けられた私たちも、同じく光の方を向いていたい。

  • No.85 令和

    19/10/02 05:39:48

    >>83

    これを踏まえてアルバムじっくりと聴きまくります。ありがとうございます。

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