漢字
「セクシー」な小泉進次郎さん、目立つアイコンとしてのメリットを考える
一皮剥けて躍進する場になるのか、あるいは凡庸な選挙集票マシーンとなるのか
2019/09/26
・確かにこれは馬鹿にされる要素が……
・修羅場の経験をしてこなかったんじゃないか
・「最高品質の置物」進次郎氏の弱点を補うもの
・脊髄反射のように中身がゼロの回答を長々と話すスキル
***
先日なぜか環境大臣に就任した小泉進次郎さん、相変わらず世間では小泉さんに対する毀誉褒貶が大変な話題になっておりまして、絶妙なタイミングで「小泉電撃入閣」を安倍晋三総理に打診して大金星を挙げたガースーこと菅義偉官房長官の抜け目なさが光ります。
独裁政権とかお友達内閣と批判されることも多いアベちゃんからの環境大臣起用にホイホイ乗ってしまう小泉さんの軽さも感じつつ、国民的な人気をバックにいまや次の首相候補筆頭に近い位置についているプリンスとして、ここで大臣の椅子に座りつつ汚れ仕事の一つもやっておかないと、単なる選挙集票マシーンとしての人生で終わるのもどうかって思うわけですよ。
しかも、嫁が2回目のデートでできちゃった結婚に発展した滝川クリステルで、我らが週刊文春も「待ってました」とばかりに、このめでたい新嫁のあまり芳しくない評判についてきちんと報じていました。いやあ、祝砲っていつ見てもいいもんですね。砲弾に墨で「文春」って書いてあるかもしれませんが。小泉さんも血のつながらない兄弟がたくさんできて良かったのではないかと私からも心からお祝い申し上げたいと思います。
■確かにこれは馬鹿にされる要素が……
で、環境大臣の仕事として出かけて行った先で、いきなりセクシー発言をして小泉進次郎さん、物議を醸していました。まあ、この辺はリトマス試験紙のようなものです。見る人によって、これは問題だと言えば問題だし、たいしたことはないと言えばたいしたことないとも言える。ハッキリ言って、小泉さんに対する好き嫌いで決まるべき性質の議論だと思うんですよ。
「前の別の女性の『セクシー』発言を拾って、大臣自らがアトラクティブ(注目され得る)という意味で『セクシー』と言ったまでだから問題にならない」という擁護から、逆に「日本の環境大臣という要職にある人物が、仮に他の人の発言に乗っかったコメントに過ぎないとしても、公的な場で、ややスラング的な比喩である『セクシー』という文言を使うのは配慮も知性も足りない」という批判も湧き起こります。
私も最初はまあ環境主義の薄汚れた連中の言葉に乗る形で「セクシー」って言うのは微妙だけど、別に意味は分かるし非ネイティブが喋るぶんにはこんなもんじゃないのと思っていたら、帰国してマスコミに突っ込まれて「(セクシー発言の)真意を問うなんて野暮じゃないか」的な発言を小泉さんがしていて、確かにこれは小泉さんには馬鹿にされる要素が満載だなと改めて感じます。いや、それを本人が言っては駄目だし、せめて聞かれた内容にはちゃんと答えろよ。
さらに、ポエム批判として噴出している内容に至っては「いまのままではいけないと思います。だからこそ、日本はいまのままではいけないと思っている」との発言が晒され、こりゃ発言の切り取り以前に「駄目だこりゃ」と批判する人は一斉にわいわい言うでしょう。
これを見て、小泉進次郎さんは平和の使者だなと思うのは、いままでアベ死.ねだアベ万歳だと左右に分かれてお互いを罵倒し合っていた日本人が、左も右も肩を組んで共に「小泉進次郎バーカ」と騒げるという日本社会の一致団結を促したという点でありまして、これはもうノーベル平和賞級であります。
>>1 ■修羅場の経験をしてこなかったんじゃないか
古トピの為、これ以上コメントできません
1件~6件 ( 全6件)
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No.6 長元
19/09/26 15:58:24
顔はいいのに残念だよね
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No.5 天安
19/09/26 15:55:47
最高ではないと思うが、置物である事は確か
返信
No.4 承和
19/09/26 15:53:55
>・「最高品質の置物」進次郎氏の弱点を補うもの
>・脊髄反射のように中身がゼロの回答を長々と話すスキル
見出しがひどい(笑)
返信
No.3 主 漢字
19/09/26 15:52:00
なんせ、本来の主管官庁は経済産業省・資源エネルギー庁であり、環境省は実は無関係なんですよね。福島第一原発での残念な事故があって、トリチウムの汚染水を希釈して海に流すという話が出た際に、真っ先に横槍を入れたのは環境大臣である小泉進次郎さんでしたが、もともと汚染水の処理について環境省は権限をあまり持っていません。
まるで世の中は小泉進次郎さんが無責任に物事に噛みに行っているように批判するのですが、環境省自体がたいした責任を伴った役所でもなかったりもします。環境省のトリチウム関連の説明を読んで、どなたか「なるほど環境省は分かりやすい、これは責任を双肩に担っているんだな」と思う人はいますでしょうか。
汚染処理水(トリチウム)の海洋放出によって、海洋汚染は起こりますか。
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h28kisoshiryo/h28qa-07-15.html
汚染水対策に関する取組
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h29kisoshiryo/h29kiso-06-03-05.html
必然的に、我が国のエネルギー政策において無責任に「セクシーに取り組む」と発言してしまう小泉進次郎さんが、環境問題の実働はある程度地方の環境事務所に押し付けてきた環境省の大臣になるのは運命的だったと感じるわけです。もちろん、小池百合子都知事もかつては環境大臣で、そのときに部下であった小島敏郎さんを顧問にして突然豊洲市場移転問題で「立ち止まる」とか言ってちゃぶ台を返し、東京都の猛暑などの環境対策で「打ち水作戦」なる事業を打ち立ててしまい、環境関連は馬鹿しかいないのかと酷評されたことは記憶に新しいところです。
■環境省が「セクシー」であるべき理由
そういう環境省のような「人間の活動した後で出てくる困った諸問題を総括して引き取る役所」こそ、本来は無責任であってはならないわけでして、サステナブルな社会を実現するために環境省は何ができるのかを再定義するのだ、と小泉進次郎さんが自分の言葉で言い始めてくれさえすれば、もう少し実態が良くなるのかなあとは思います。
経済活動も地方自治も、人間の活動の所作でしかないのだから、人口減少に悩む日本の地方の再生に環境面でどう取り組むのか、そういう環境省でしかできないグランドデザイン作りを小泉進次郎さんが着手しますよ、となれば、本人の中身が現在まだ白紙であるだけに多くのアイデアも人材も出てくるんじゃないのかなあとは思うんですよね。
本来の「セクシー」というのは、そういう新しい価値を古びた日本社会の慣習や制度の置き換えに資するようみんながゾクゾクするようなビジョンを打ち立てて、実行できるよう鼓舞するところにあるはずなのですが。
でも、「セクシー」の言葉の意味を説明するのはヤボなんですよね。ちょっと残念な気はします。
https://bunshun.jp/articles/-/14295
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No.2 主 漢字
19/09/26 15:51:16
掲げている政策の実現性にはまったく可能性は感じないけど、若い世代で政権に批判的な層を掘り起こし、失業者や非正規雇用の有権者を投票所に向かわせる力を持っていたのは山本太郎さんに他なりません。それまでは、共産党や旧民進党がそういう人たちの受け皿であったものが、野党へのおおいなる失望でれいわ新選組に若き浮動票が移ったのはもっと理解されるべきことです。
一方で、小泉進次郎さんは選挙集票マシーンと言いつつも、実際に党務で汗をかいている局面においては評判こそ芳しくなかったものの議論の道筋を一応は示した「こども保険」や、ほとんど小泉進次郎さんがそこにいるだけで仕事になったような感じの福島復興事業関連では、ある程度見聞きしている人たちにとっては「ああ、それでも小泉進次郎も何となくそういうことをやりたい人ではあるんだな」というポジティブな認識にはなっていたと思います。
会議ではほとんど私見を述べず、要所要所で一言口をはさむ程度の「最高品質の置物」となっていた小泉進次郎さんの一番の問題点が「理解能力の欠如からくる不勉強」だとするならば、その弱点を補うために「まわりに優秀な人物を集めて知恵を出させ、判断をしてその結果を納得させるために己のカリスマ性を使う」方法以外にないと思うのですよ。
■脊髄反射のように中身がゼロの回答を長々と話すスキル
物事の中身を小泉進次郎さんは理解をしていないから、手持ちの原稿なしにマスコミからパッと質問されると、脊髄反射のように中身がゼロの回答を長々と話すスキルが身に付いてしまっているのは、彼の持ち味なのでしょう。環境大臣になったのも、そもそも環境問題について日本はまずまずやるべきことはやってきて、鳩山政権やら京都議定書などを経つつも「日本のエネルギー政策はエネルギーミックスであり、再生エネルギーの割合を増やしながら環境負荷の大きい火力発電所や出口政策のない原子力発電所について速やかな着地を目指す」とそれらしいことを言っていれば仕事になるんです。
(続く)
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No.1 主 漢字
19/09/26 15:49:48
■修羅場の経験をしてこなかったんじゃないか
いままで、小泉進次郎さんは本当の意味で存在を疑われたり、悪意を持った人から逃げられない環境で詰められた修羅場の経験をしてこなかったんじゃないかとすら思うんですよね。褒められ、おだてられてずっとやってきたのかもしれない。だから、みんなから好かれることを当たり前でやってきたところへ、正面から馬鹿にされて、ますますおかしいことを言うようになってしまっているように見えます。
サッと話してパッと去るパフォーマンスぐらいでやり過ごしてきたことで、溢れ返る敵意の中で自分の意見をしっかり伝えるという訓練をしてこなかったのだとするならば、この環境大臣というポストは本当の意味で小泉進次郎さんが一皮剥けて躍進する場になるのか、あるいは完全に馬脚を露して首相レースどころではない凡庸な選挙集票マシーンとなるのかの分かれ道になるんでしょう。
大臣のポストを受ける前に、別のところでトレーニングしておいてほしかった、という気持ちはないでもないですが。
その点では、学歴以外は完璧な男とされた小泉進次郎さんの真価というのは、その本人の事務処理能力的な中身だけで評価してはいけない部分はあります。まわりに価値のある人が集うよう選別し、重要な情報はきちんと集約をしながら、政治的判断(政見)を政治家として示すタイプの、オーケストラの指揮者のような存在になっていかなければなりません。
「右の小泉進次郎、左の山本太郎」みたいな、それらしいことを言い、政党が浮動票をかき集めるエンジンとなれるのであれば、要職に就いたら就いたでその仕事に俄然注目が集まるようになります。
■「最高品質の置物」進次郎氏の弱点を補うもの
山本太郎さんであれば、やはりれいわ新選組で参議院に身体障碍者を国会議員として送り込むことで、文字通り旧弊の只中にあった参議院において、参院議院運営委員会がきちんと動いて8時間の介助をサポートして、バリアフリー対策を進めるぞという動きに繋がったのは福音です。一面ではポピュリストではあるけれど、開かれた日本政治を形成するにあたっては、こういうアクションがあったからこそ「日本の政治は、開いていけるのだ」と示せたのは山本太郎さんの功績の一つです。
(続く)
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