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- 匿名
- 19/09/09 15:07:32
2019/09/09 14:00
3度の自殺未遂。SOSのメッセージは伝わらなかった
「教育委員会は、大ウソつき」
埼玉県川口市内に住む高校1年の男子生徒(15)が、いじめと学校対応を苦にしたメモを残し、自殺したことが9月9日、分かった。
生徒は中学時代にいじめにあい、いじめを伝える手紙を何度も書いていたが、中学校側はそれまでSOSと受け止めていなかった。
3回目の自殺未遂で後遺症で足に障害が残った。
学校や市教委はようやく、いじめの重大事態として、調査委員会を設置した。
ただし、生徒側にはそのことを伝えておらず、聞き取りもされていない。
生徒や家族はこうした対応に不満を持っていた。
https://i.imgur.com/iHcaq93.jpg
辰乃輔君が飛び降りたと思われるマンション
「いじめた人を守って嘘ばかりつかせる」
亡くなったのは小松田辰乃輔(こまつだ・しんのすけ)君。
8日未明、川口市内のマンション11階から飛び降りた。
「ドン!」という音で気がついた住民が119番通報。
市内の医療機関に搬送されたが、亡くなった。
9月6日付けで遺書のようなメモをノートに書いていた。
それによると、「教育委員会は大ウソつき。
いじめた人を守って嘘ばかりつかせる。
いじめられたぼくがなぜこんなにもくるしまなきゃいけない。
僕は、なんのためにいきているのか分からなくなった。
ぼくをいじめた人は守ってて、いじめられたぼくは、誰にも守ってくれない。
くるしい、くるしい、くるしい、つらい、つらい、くるしい、つらい、ぼくの味方は家族だけ」とあり、別のページには、「今度こそさようなら」とも記されていた。
https://i.imgur.com/Uiw4M9L.jpg
■母親は聞き取りもされていない
市教委は、3回目の自殺未遂をした半年後の2017年10月、市長に「いじめの重大事態」と調査委員会設置について説明。
同年11月2日、ようやく調査委の第1回会合を開いた。
1回目の自殺未遂から数えると1年2ヶ月、3回目の未遂からは7ヶ月も放置していた。
しかし母親は、いじめの重大事態や調査委の設置について説明を受けていない。
聞き取りもされておらず、「信用できない」と話していた。
遺書にある「大ウソつき」という記述は、こうした市教委の対応に加え、学校側がいじめをなかなか認めず、認めた後でも十分なケアがされず、学習支援もされないまま、中学校を卒業することになった点などを指していると見られる。
進学した高校については、
「学校は楽しい」と話していた、という。欠席はない。しかし、9月になり、学校が始まったことや、近くに加害者の家があることなどで、精神的に不安定になっていた。
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