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<どっちが実力でる?>定期テストor模試
19/07/29 19:04:30
●ジャパンディスプレイにも白羽の矢が… もう1社、有機ELディスプレーの供給で白羽の矢が立ったのがジャパンディスプレイです。 ジャパンディスプレイはご存じの通り、経営難に陥っている状況で、約720億円の調達をしていますが、Appleは15%の資金を注入することが分かりました。ロイターはこれを「Apple Care」と紹介し、以降の資金調達へのお墨付きを得たといいます 。 こちらはスマートフォン向けのサイズのパネルの製造にこぎ着けていない状態ですが、2019年モデルのApple Watchのパネルを供給することになりそうだとしています。 そもそもスマートフォンで競合するサムスンやLGからの調達率を下げていくという基本的な戦略を採ってきたアップルにしてみれば、日韓間の問題がなくても、これらのメーカー以外のディスプレーの採用が現実的になった時点で、そちらにシフトすることは分かっていたことと言えます。 ●マイクロLEDへの動向も注目 しかし有機ELディスプレーも今後永続的に続く技術ではないと言えます。アップルを含む各社は、微細なLEDを敷きつめてディスプレーとする「マイクロLED」に注目が集まっています。 マイクロLEDは自発光でカラーフィルターや偏光板などを必要としないため、輝度、コントラスト、応答速度、消費電力、寿命という、これまでのディスプレーの不満点を解消する表示技術です。 しかし単純に1画素あたり3色のLEDを敷きつめるとなると製造に膨大な時間がかかるため、ウエハー上に3色のLEDを作ってそのまま利用する製法などが検討されています。 こうした次世代技術のディスプレーが登場するのはまだ先となりますが、たとえば有機ELディスプレイでも現在の蒸着式から印刷式での製造に変わり、大型のパネルの価格が下がってくると、iPhoneだけでなくMacへの採用が進むことも期待できます。 特にMac向けにはこれまで、iPhoneと同様に高精細・高色域のRetinaディスプレーを液晶で実現してきましたが、iPhoneは有機ELへ移行し、コントラスト比100万:1を実現するようになりました。 このコントラスト比にマッチするプロ向けディスプレーとして、Appleは2019年6月のWWDCで「ProDisplay XDR」という、100万:1のコントラストを実現する6K液晶ディスプレーを発表しました。 しかし価格は50万円を超え、発熱量から同じ輝度を実現するディスプレーを現在のデザインのiMacやMacBook Proに搭載することはあまり現実的ではない、と考えます。有機ELやマイクロLEDの技術は、引き上げられたアップルのディスプレーのスタンダードを実現するために必要といえます。 アップルは米中問題、日韓問題によるサプライチェーンの調整をすることと、同社の製品のスタンダードを高めることを同時並行でやっていきます。そのため、意外なほどに臨機応変な対応を、世界最大規模でとっていくことになるでしょう。 しかし、繰り返しになりますが、やはり国際関係が安定していることが、アップルにとっても、サプライヤーにとっても、同社の製品を待つ消費者にとっても、最も好ましい環境であることは間違いありません。 筆者紹介――松村太郎 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。米国カリフォルニア州バークレーに拠点を移し、モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。 https://ascii.jp/elem/000/001/900/1900546/
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No.1 主 貞観
19/07/29 19:04:30
●ジャパンディスプレイにも白羽の矢が…
もう1社、有機ELディスプレーの供給で白羽の矢が立ったのがジャパンディスプレイです。
ジャパンディスプレイはご存じの通り、経営難に陥っている状況で、約720億円の調達をしていますが、Appleは15%の資金を注入することが分かりました。ロイターはこれを「Apple Care」と紹介し、以降の資金調達へのお墨付きを得たといいます 。
こちらはスマートフォン向けのサイズのパネルの製造にこぎ着けていない状態ですが、2019年モデルのApple Watchのパネルを供給することになりそうだとしています。
そもそもスマートフォンで競合するサムスンやLGからの調達率を下げていくという基本的な戦略を採ってきたアップルにしてみれば、日韓間の問題がなくても、これらのメーカー以外のディスプレーの採用が現実的になった時点で、そちらにシフトすることは分かっていたことと言えます。
●マイクロLEDへの動向も注目
しかし有機ELディスプレーも今後永続的に続く技術ではないと言えます。アップルを含む各社は、微細なLEDを敷きつめてディスプレーとする「マイクロLED」に注目が集まっています。
マイクロLEDは自発光でカラーフィルターや偏光板などを必要としないため、輝度、コントラスト、応答速度、消費電力、寿命という、これまでのディスプレーの不満点を解消する表示技術です。
しかし単純に1画素あたり3色のLEDを敷きつめるとなると製造に膨大な時間がかかるため、ウエハー上に3色のLEDを作ってそのまま利用する製法などが検討されています。
こうした次世代技術のディスプレーが登場するのはまだ先となりますが、たとえば有機ELディスプレイでも現在の蒸着式から印刷式での製造に変わり、大型のパネルの価格が下がってくると、iPhoneだけでなくMacへの採用が進むことも期待できます。
特にMac向けにはこれまで、iPhoneと同様に高精細・高色域のRetinaディスプレーを液晶で実現してきましたが、iPhoneは有機ELへ移行し、コントラスト比100万:1を実現するようになりました。
このコントラスト比にマッチするプロ向けディスプレーとして、Appleは2019年6月のWWDCで「ProDisplay XDR」という、100万:1のコントラストを実現する6K液晶ディスプレーを発表しました。
しかし価格は50万円を超え、発熱量から同じ輝度を実現するディスプレーを現在のデザインのiMacやMacBook Proに搭載することはあまり現実的ではない、と考えます。有機ELやマイクロLEDの技術は、引き上げられたアップルのディスプレーのスタンダードを実現するために必要といえます。
アップルは米中問題、日韓問題によるサプライチェーンの調整をすることと、同社の製品のスタンダードを高めることを同時並行でやっていきます。そのため、意外なほどに臨機応変な対応を、世界最大規模でとっていくことになるでしょう。
しかし、繰り返しになりますが、やはり国際関係が安定していることが、アップルにとっても、サプライヤーにとっても、同社の製品を待つ消費者にとっても、最も好ましい環境であることは間違いありません。
筆者紹介――松村太郎
1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。米国カリフォルニア州バークレーに拠点を移し、モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。
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