>>17
ここに現場を知ってる人がどれくらいいるのか知らないけど、特段の事情が無ければ初乳は出来るだけ飲ませます。
初乳を飲むことで免疫を得られるのは牛も一緒なので、その方が元気に育ち、その後の飼育も非常にやりやすいからです。

また、雌の場合は自家で飼育する場合と、誕生後ある程度したら仔牛専門の飼育業者に一旦預けて、搾乳出来る段階に近くなったらまた牧場に戻すという場合があります。

雄のホルスタインの場合も、肉牛として自家で飼育する場合と、生後数週間で肉牛専門の業者に売却する場合があります。

その他、飼育状況は牧場ごとに大きく異なるため一概に「こうです」とは言えないけど、牛に食べさせてもらっている分、せめて飼育中は出来るだけお腹いっぱい食べさせてあげようとか、牛にとって綺麗な環境を維持してあげようという意識で接する酪農家もたくさんいます。

酪農家は牛に対して、経済動物として合理的に接しなければ成り立たない面があることは確かですが、生き物に対する愛情と、愛情を掛けた先で消費者の方に安全な食品を提供するという意識は多くの酪農家が持っていると思います。