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- 19/03/10 01:09:56
新宿歌舞伎町のカリスマ?1ホストで「ホストの帝王」とも称されるローランドが、只今大ブレイク中である。
10年ほど前、ホストをモデルとして起用した男性ファッション誌の編集長を務めており、その雑誌の休刊をきっかけにすっかりホスト業界とは縁遠くなってしまった私であるが、このローランドってヒトをテレビやネットで観るたび、ついついこう実感する。ああ……ホストの世界もずいぶん変わったんだなぁ、と。
私が深くギョーカイに携わっていたころから、内山田洋とクールファイブみたいなダンディなオジサマが主流だった第一世代、髪を在りし日のマッチみたく中央から蝶々のように分ける第二世代を経た“ホスト第三世代”が、ビジュアル系バンド的ファッションを取り入れる兆候はすでにあった。が、せいぜい“お手本”となっていたのは『KAT-TUN』どまりで、ローランドまで吹っ切れた外見のホストは、少なくとも私の知るかぎりではいなかった(いたとしてもキワモノでしかなかった)。名前も「剣児」だとか「流星」だとか「海斗」だとか「翼」だとか「蘭」だとかの画数が多い漢字系じゃなくて、エンタメ性重視の茶目っ気たっぷりな「ローランド」! もはやホストクラブは「女性が寂しさを癒しに行く場」から「浮世離れした非現実的な出で立ちと言動を売りとする男を集めたステージショー」へと様変わりつつあるのかもしれない。
で、そのローランドというヒトの名言の一つに「俺か俺以外か」ってヤツがあるんだが、この「俺」なる第一人称が秘める“語意の強さ”を、文筆家として私は、あらためて認識し直している今日このごろなのである。とりあえずは「俺」を取り入れた他の名言やキャッチコピーをいくつか羅列してみよう。
・ 俺原理主義者(自身のナルシストぶりを自画自賛する私の友人に与えられた皮肉混じりのニックネーム)
・ もっと俺を読め(自分の本がなかなか売れない私の知人である同業者による血の慟哭。日本語的にはちょっとおかしいような気もするが、妙な味わいがある)
・ 俺に興味ある子はみんな好き、俺に興味のない子はみんな嫌い(「好きなタイプの女性は?」と質問された際に用意している私の回答)
・ 俺のフレンチ(イタリアン・ベーカリー・やきとり…とかもある)
たとえば、一部のゴメスマニアのあいだではすでに周知とされている(?)ゴメス語録の一つ「俺に興味ある子はみんな好き、俺に興味のない子はみんな嫌い」
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