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- 19/02/19 09:17:32
女性の障害者が語る「性の悩み」 夜の生活「もうイマジネーションの世界」 実名、顔出しで発信する理由
「障害者と性」。最近では、テレビ番組で乙武洋匡さんが男性障害者の性を語り、話題となりました。
一方で、女性障害者の性について語られることはほとんどありませんでした。
でも、女性障害者だって性欲はある、はず。
車イスグループ「BEYOND GIRLS」の梅津絵里さん(41)と中嶋涼子さん(32)に話を聞きにいきました。
障害があっても子どもを諦めたくなかった
――梅津さんは、障害を持つ前の25歳で結婚されています。障害を持った後の夫婦生活で困ったことはありましたか?
梅津 27歳で難病の「全身性エリテマトーデス」を発症して、それから6年間寝たきりの生活でした。
ご飯を食べられるようになる、トイレに一人で行けるようになる……日常のことを一通りできるようになった後は、
子どもが欲しかったので、夫とのセックスについても考えるようになりました。
――具体的に何かされたんですか?
梅津 リハビリの時に、四つん這いで体を支えるための筋トレをしました。
バックの時にも使えるかも、なんて頭をよぎりながら(笑)。作業療法士の方が若い女性だったので、そういう話も素直にできました。
もう、腕がぷるぷるで生まれたての子鹿みたいでしたよ(笑)。
6年ぶりのセックスになるので、「ここまで回復したんだよ」って夫をびっくりさせたかったんです。
まあ、実際にやると、夫も「本当に大丈夫なの?」とそれどころじゃなくて、結局、基本スタイルが1番いいねってなったんですけど(笑
――“車イスあるある”とは?
中嶋 私は下半身の感覚がないから、尿もれしやすいんです。まわりに障害者の友達がいなかった時は、
健常の子に相談すると「腰に枕をいれる我慢できるよ」って言われてやってみたんですけど、うまくいかない。
絵里に相談すると「私も病気のあとで括約筋が弱まったので不安があるよ」って言われて、「あ、これは筋肉の話なんだな」って気づきました。
脊髄損傷をしていると、そういう子は多いみたいです。
梅津 「防水シートをベットに敷いてやるといいよ」ってアドバイスしたりなんかしてね。バリアフリーのホテル情報をお互いにシェアすることもあります。
――下半身の筋肉が弱っているということなんですが、感じたり、イクという感覚はあるのでしょうか?
梅津 私は下半身の感覚が鈍くあるんですけど、涼子は全くない。
だから、「えっちってどうしてるの?」って聞いたこともありました。電話で3時間くらいしたよね、その話(笑)
中嶋 そうなんです。なにしろ感覚がないので、お腹にあたるのや、入るのがわかる時もあれば、実はわからない時もあります。
私は9歳から車イスなので、障害を持ってからのセックスしかしたことないんですよ。
なので、もうイマジネーションの世界。たぶん、こんな気持ちよさな気がする、みたいな(笑)。
でも、好きな人とのセックスは本当に気持ちいいですよ。
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