• No.342 お煎餅

    18/12/27 12:46:38

    元佃煮は35歳のおばちゃんです。

    続き⑤
    「お疲れ様、ブラックでいいかな?」
    壇蜜が愛にコーヒーを差し出す。
    続いて部長にも「お疲れでしょうから、砂糖を少し入れてます」とコーヒーを差し出した。
    部長は普段ブラック派だが、疲れた時は砂糖を入れいる・・・どうして知ってるの?愛は先程からの壇蜜の部長への態度や、愛しか知らないはずのコーヒーの事まで知っている壇蜜の事が気になって仕事も手に付かなくなってしまった。
    確信は無いけど・・・不安で押しつぶされそうになる。でも、愛は自分の立場を理解していた。下手に嫉妬すれば彼は簡単に自分を捨ててしまうだろう。
    ようやくミーティングも終わり壇蜜が帰社する。
    「ありがとうございました。椎名さん、また後日楽しみにしています。たまには椎名さんからも連絡してくださいね。」
    壇蜜は意味深ないいまわしで、ニッコリ微笑む。
    「ああ・・・」
    椎名は愛の方に目をやり、歯切れの悪いい声で事をした。
    「では失礼します」振り向いた時、壇蜜の長い髪がサラリとなびいた。
    ・・・この甘い香り・・・疑惑が確信に変わった瞬間だった。

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返信コメント

  • No.345 お煎餅

    18/12/27 14:06:07

    >>344
    チビノリダーねじ込みたいけど、難しいー

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