あおり運転石橋被告に懲役23年求刑

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  • 18/12/10 21:10:29

あおり運転の男に懲役23年求刑=東名夫婦死亡事故―横浜地裁
12/10(月) 11:27
時事通信

 神奈川県大井町の東名高速道路で「あおり運転」を受けた車の夫婦が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪などに問われた無職石橋和歩被告(26)の裁判員裁判の論告求刑公判が10日、横浜地裁(深沢茂之裁判長)であり、検察側は「常習性も顕著で、安心安全な自動車社会の実現のためにも、被告の行為は決して許されない」として、懲役23年を求刑した。

 判決は14日。

 危険運転致死傷罪の上限は懲役20年で、検察側はこの事故の前後に石橋被告が起こした強要未遂事件などとともに悪質性も踏まえて求刑した。弁護側は最終弁論で、同罪と予備的訴因の監禁致死傷罪は成立しないと主張。同被告は「夫婦を死なせ、親族に深い傷を負わせたことを一生背負う」と述べた。

 検察側は論告で、被告が高速上に車を止めたことは、危険運転致死傷罪の「重大な交通の危険を生じさせる速度での運転」だと指摘。停止行為が同罪の構成要件でないとしても、あおり運転が夫婦の車を停止させ、一家の死傷を生じさせたとした。監禁致死傷罪については、被告は自身の車で夫婦の車の前進を不可能にし、夫への暴行で再発進も困難にしたため成立すると述べた。

 一方、弁護側は、悪質運転を対象にした危険運転致死傷罪は被告の停止行為に適用できないと主張。停車後2分経過し、あおり運転による危険は消滅したと因果関係も否定し、監禁致死傷罪とともに無罪を主張した。ただ、同罪の成立に備え、暴行などは夫の非難を受けた偶発的行為と情状も訴えた。

 起訴状によると、石橋被告は昨年6月5日夜、東名下り線のパーキングエリアで、静岡市清水区の自営業萩山嘉久さん=当時(45)=に駐車方法を非難されたことに憤慨。時速約100キロで萩山さん一家が乗った車を追い抜き、車線変更して進路をふさぐ運転を繰り返し、追い越し車線上に停車させて追突事故を誘発、萩山さんと妻友香さん=同(39)=を死亡させ、娘2人にけがをさせたとされる。 

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    • 18/12/14 12:52:48

    東名あおり、石橋被告に懲役18年 危険運転致死傷罪を認める
    12/14(金) 11:13 Yahoo!ニュース

     神奈川県大井町の東名高速で昨年6月、あおり運転で停車させられたワゴン車が後続のトラックに追突されて夫婦が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などの罪に問われた石橋和歩被告(26)=福岡県=の裁判員裁判で、横浜地裁(深沢茂之裁判長)は14日、危険運転致死傷罪の適用を認め、懲役18年(求刑・懲役23年)を言い渡した。

     死亡したのは、静岡市の萩山嘉久さん(当時45歳)と妻友香さん(同39歳)。自動車運転処罰法は危険運転の要件を「重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為」としている。裁判では、停車後の事故に危険運転致死傷罪を適用できるかどうかが、大きな争点となった。

     検察側は、高速道路上では停車させただけで危険として、被告による停車行為は危険運転の要件に該当すると述べた。一方「仮に停車行為を危険運転に含まなくても、停車させるまで繰り返した妨害運転は危険運転に該当する」と主張し、事故は被告の妨害運転が誘発したもので、因果関係は明らかとも述べた。

     危険運転致死傷罪が認められなかった場合に備え、同罪と同じく法定刑の上限が懲役20年の監禁致死傷罪を予備的訴因に追加。東名の事故以外のあおり運転に絡む事件3件についても強要未遂罪などで起訴されており、これらの罪と合わせて懲役23年を求刑した。

     弁護側は事実関係をほぼ認めた上で、「危険運転致死傷罪を適用するには、少なくとも時速20~30キロ程度で妨害運転していたことが必要」とし、停車行為は同罪で処罰できないと主張。停車させてからトラックが追突するまでの約2分間に複数の車が追突を回避していたことを考慮すれば、妨害運転による危険は停車時点で断絶していると述べ、事故との因果関係を否定した。

     監禁致死傷罪についても、夫婦らが脱出するのは不可能ではなかったとして無罪を主張。暴行罪のみ成立するとしていた。

     検察側によると、被告は昨年6月5日、東名下り線で、萩山さん夫婦と長女(17)、次女(13)が乗るワゴン車をあおり運転で停車させ、そこに後続のトラックが衝突。夫婦が死亡、娘2人もけがをしたとされる。【木下翔太郎、国本愛】

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