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韓国事情に精通するジャーナリストの室谷克実氏は「韓国の自動車メーカーの労働組合は『世界有数の戦闘的労組』として知られる全国民主労働組合総連盟(民主労総)に入っており、大闘争になるだろう。具体的には、韓国政府と一緒になって、日本政府と日産に対して『発注しろ』と圧力をかけてくるだろうが、現在の日韓関係では、そのような圧力が効くかは疑問だ」と語る。
いわゆる「徴用工判決」で、日韓関係は史上最悪といえる状況に突入している。日本人の怒りは沸点に達しているうえ、国家間の約束ですら簡単に反故(ほご)にするような国では、まともな企業活動が行えるのか大いに疑問といえる。
安倍首相はG20の期間中、ドナルド・トランプ米大統領や、ロシアのウラジミール・プーチン大統領ら、各国の首脳と精力的に会談を行った。だが、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とは会談しなかった。
文氏は1日、G20を終えてニュージーランドに向かう専用機内で、「過去の歴史問題は別途、賢明に処理しながら未来志向の協力をしていかなければならない」(聯合ニュース)と記者団に語ったという。
自国こそが、歴史問題を蒸し返し、両国の協力関係を損なっていることを忘れたのか。戦闘的労組の怒りが自身に向かうことを恐れたのかもしれないが、日本としては絶対に受け入れられない。
そもそも、ルノーサムスンだけでなく、韓国の自動車業界自体が苦境に陥っている。
中央日報(日本語版)によると、韓国を代表する自動車メーカー「現代自動車」の7~9月期の営業利益は前年比で76%減少し、2010年に国際会計基準が導入されて以来、最低だった。
韓国自動車業界の未来について、前出の室谷氏は「最先端技術への投資が少なく、自動車の技術発展についていけなくなっている。投資をしていない分、海外の他メーカーとの提携で補おうとしているが、技術を盗まれる恐れがあるため、どこも応じないだろう。韓国の自動車業界の未来は暗い」と語った。
[画像]文大統領の失策が、韓国自動車業界をさらなる苦境に導いている(ロイター)
zakzak by夕刊フジ
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/181205/soc1812050007-n1.html- 3
18/12/06 20:01:42