ろくぶんぎ
2018.9.13 11:30 AERA
出産後は、赤ちゃんの体重が順調に増えているか、母乳がちゃんと足りているのか、不安に思うママは少なくありません。赤ちゃんのことが最優先になり、自分の栄養のことは後回しにしがちです。
佐野産婦人科医院院長の今野秀洋医師は、妊娠期から低栄養気味の人が多いことを懸念しています。産後も子育てが忙しくてきちんと食事が取れなかったり、産後ダイエットを優先したりして栄養不足になると、産後の回復に影響すると指摘します。特に不足しがちな栄養素は、鉄やカルシウム、ビタミン、タンパク質などです。
まずは鉄。今野医師によると、妊娠によって体を流れる血液の量は通常の約1・5倍になるため、血液中の赤血球の割合が低下し、貧血気味になります。産後、血液の量は元に戻りますが、出産時に出血量が多かった人やもともと貧血気味の人は貧血が続き、疲れやすくなります。サプリや鉄剤で鉄分を補給することが必要です。
次にカルシウム。産後、エストロゲンの分泌が少ない期間は、骨密度も低くなりやすい状態です。さらに、授乳中のママからは母乳を赤ちゃんに与えることで1日約220ミリグラムのカルシウムが失われるといわれます。
アエラが行ったアンケートでも、授乳中に骨粗鬆症になった人や複数回骨折したという人がいました。授乳中はカルシウムを積極的に摂取するのがいいでしょう。
赤ちゃんのお世話で落ち着いて食べる暇がなくておにぎりやパンなど炭水化物中心の食事になってしまうという人も多く、タンパク質やビタミン、ミネラルも不足しがちになります。産後1カ月は外出を控える人も多いですが、日光を浴びることで、カルシウム吸収を助けるビタミンDが生成されます。ビタミンDは免疫力を上げる効果もあるので、積極的に取り入れたい栄養素です。
インターネット上には、「母乳にいい食べ物」や「乳腺炎になりやすい食事」などの情報が載っています。肉料理や乳製品、ケーキなどを食べてはいけないという記事もありますが、特定の食べ物で母乳の質が変わってしまうことはありません。
同医院の産後ケア施設では、お肉を食べると母乳が詰まるという誤った情報を信じていて、食事にお肉を出すと「食べていいんですね」と驚くママもいるそうです。バランスのいい食事でママの体も大切にすることが大事です。
今野医師の妻で2児の母でもある同医院副院長の佐野葉子医師は、自身の経験からこう語ります。
「出産後は、お風呂にゆっくり入ることも、毎日髪を洗うこともできません。『大変だよね』と言い合える仲間がいないと、ママたちは追い込まれていきます」
そんなふうに、体の栄養だけでなく「心の栄養」を補うための環境づくりも大事でしょう。
●「産後うつ」にも気をつけて
出産後は、自覚していなくても体は大きなダメージを受けています。今野医師はこう話します。
「産後は、出産の傷の痛みがあり、また骨盤や股関節なども緩んでいます。ママたちはそんな体で、睡眠不足の中、3キロ前後の赤ちゃんを長時間抱っこする肉体労働をしています。さらに妊娠から出産にかけて分泌量が増えていた女性ホルモンのひとつ『エストロゲン』は出産を機に急激に減ります。その影響でほてりや骨粗鬆症、脱毛など更年期障害のような症状にも悩まされます」
佐野医師は、第2子の出産後、夜中に自宅マンションのベランダで泣きやまない赤ちゃんをあやしていたとき、このまま飛び降りたら楽になるのかな、と考えたことがあったそうです。
「産婦人科医として知識もあるし、出産が2度目だった私でも、産後は気持ちが沈みました。なぜ泣いているのかわからないと不安な気持ちが膨らんでいきました」
産後のママが孤独を感じるのは、エストロゲンの急な減少も影響しているといわれ、出産後にうつを発症する「産後うつ」は一般的なうつの5倍以上にもなります。
https://dot.asahi.com/aera/2018091000040.html
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No.1 レクチル
18/09/26 16:22:51
まあ、母乳って血液からできてるんだもんね。
それ考えると、食べ物の味がダイレクトに母乳に出るっていうのも変な話か。
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No.2 こと
18/09/26 17:22:49
カレー食べた晩に必ず不機嫌になって全然寝なかったのはたまたま?
たまたまにしては二回連続だったからやめたんだけど
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No.3 うさぎ
18/09/26 17:44:35
そう言われてるけど、母乳マッサージやってる人が、青魚食べたら生臭い臭いするって言ってたなー
他にもニンニクの臭いとか…
メカニズムはわかんないけど、影響はあると思う。
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No.4 ふたご
18/09/27 19:09:44
でもカレーがダメとか言ってたら、インドとかパキスタンとかバングラディシュのお母さんはどうしたらいいの?
毎日カレー味のスパイスで味付けた料理だよね?
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No.5 しし
18/09/27 20:25:56
でも脂っこいの食べたら実際に乳児湿疹酷くなるからなあ~ベテラン助産師も母乳の味分かるみたいだし
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No.6 ぎょしゃ
18/09/28 05:45:49
これ本当なの?
搾乳してたんだけど、脂っこいもの食べたとき脂みたいの浮いてたよ。
辛いもの食べたときは機嫌悪く飲みが悪かった気がするし。
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No.7 おうし
18/09/28 08:25:24
昔は、いい母乳をつくるには○○を食べなきゃいけない、××は食べたらいけないみたいな事言われてたけど、最近だと「消化された栄養を運ぶ管と母乳を作る器官は繋がってないから関係ない」って言われてるみたいね。
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No.8 へび
18/09/29 09:31:08
産後うつは高齢出産だとリスクが増えるんだよね。
私は20代で出産したけど体力があり余っていたから授乳も栄養面も問題なかったわ。育児も肉体労働なんて大袈裟なもんでもなかったし。
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No.9 カメレオン
18/09/29 09:37:18
>>8
私は21で産後うつになった。
そのあと助産師に聞いたのは、胎盤が取れることで女性ホルモンの分泌が急激に減ってその変化に対応出来なくて産後うつになる。
だから、高齢とか若年とか、関係なく誰でもなり得るよ。
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No.10 きりん
18/10/15 12:20:41
>>3
助産師とかマッサージ師って別に医師免許持ってるわけじゃないし、単なる自分の体験とかなんとなくでモノ言ってる事が多いよ
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No.11 おひつじ
18/10/15 15:54:07
>>4
いい母乳を出すには和食を食べないと!とか言う人いるけど、欧米のお母さんは毎日洋食だしね
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No.12 コップ
18/10/15 16:40:40
>>6
韓国のお母さんなんて毎食キムチ食べてるけどね。
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No.13 しし
18/10/15 16:53:45
>>10
そもそも母乳マッサージなんてもんがあるのは日本だけらしいね
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No.14 かに
18/10/24 10:32:18
コーヒーはだめよね?
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No.15 海の幸
18/12/23 00:12:59
たまひよから出てる母乳育児の本には、
「カレーでも何でも様子見ながらいろんなもの食べて母乳の味に変化つけろ
その方が赤ちゃんの味覚の発達にいい」
みたいなことが書いてあった
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No.16 お煎餅
18/12/23 14:01:43
食べ物で母乳の質が変わるって
都市伝説みたいなものだって、産婦人科医が言ってたよ。
脂っこいもので詰まるとかも根拠がないらしい。
桶谷みたいな母乳信者が作り上げたんじゃない?
ストレスない育児が一番大切だと思う。
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