『お前なんて、産みたくなかった』
『親父がやってきたからイヤやったのに出来てしまった』
『お前みたいなやつの顔なんて見たくもないわ、ゲーが出そうや』

このセリフは今でも覚えている。


あとは、私が年頃になってきたら、帰宅したばかりの私に近付いて
クンクン…『男の匂いがする』とか言って匂いを嗅ぎ回ってきた。
私の脱いだパンツの股のところを広げて見たり、匂いを嗅いで『男とやってきたな』
とか言われたりした。

私が彼氏からもらった指輪が無くなったと思ったら、母親が付けていたり。
いつも鞄の中などこそこそと嗅ぎ回っていた。
彼氏からのプレゼントは色々と母親に盗まれた。
文句を言ったら『あんたはいいやん！！うちなんてお父さんから何にも貰ってないねんで！！』って言われた。

結婚を決めて家を出る時は
『あんたぁ、うちをあの男と二人きりにさせるんやな？あんたはずっとここにおると思ってたのに、お母さんを裏切るんか？うちを置いて出ていくんか？』
と、毎日のように何時間も呪文のように囁かれた。


はぁ…、久しぶりに思い出したら動悸が…。

どうしょーもない親だなぁ…。