急上昇
下久保ダム
――動物愛護法の厳罰化は、むずかしいのか?
動物愛護法を厳罰化する場合、ほかの法律との整合性やバランスを踏まえて検討していくのはわかります。ただ、動物虐待において、そんなに整合性やバランスをとることがはたして必要なのでしょうか。今起きている動物虐待事件をしっかり直視していただいたうえで検討してもらいたい。先日も、法制局の人たちにそう訴えかけました。
ところが、「そもそも動物に福祉という考え方は日本の法律の中にない」とバッサリと切られてしまいました。「動物愛護法は本当に限界がある」ということを突きつけられました。いまの法律は、「人間」と「モノ」という2つしかありません。そこに「動物福祉」を反映させていくためには、生半可なやり方ではなくて、根本のところを変えていくしかないのです。
――法律そのものが「人間中心的」。このあたりについてはどう思うか?
動物愛護を検討している人たちは、人間の権利や営業の利益を守ることが中心となっているため、本来の動物愛護から論点が反れていると思います。これでは、何も変わりません。動物を通して利益を得る人たちを守る組織と、動物愛護を推進していく組織を分けるべきでしょう。そして、動物愛護じゃなくて、やはり動物福祉ですよね。その考えをもっともっと法律に反映させていくようなベースをつくらないと限界があると思います。「かわいい」や「かわいそう」など、同情の次元じゃないんですよね。
●「動物をモノというカテゴリーから離すべき」
――なにを変えればいいか?
やはり、動物を「モノ」というカテゴリーから離すことが重要だと思います。そうすれば、動物の戸籍もつくれたり、ペット税も創設できたりします。あと、虐待をしている人は、自身の所有権を行使できなくなるでしょう。さまざまな問題にぶつかったとき、必ず難点となるのが「動物=モノ」なのです。そして、警察の中にも「動物愛護法ってなんですか?」という人が少なくありません。動物愛護法という特別法でなく、しっかり刑法など、法律全般に入れていくことも重要だと思います。
――ペット業界に対する規制強化の声もあがっている。
「モノ」ではなく「命」として捉えている人間にとって、やはり、一部ペット業界における動物の扱い方は本当に受け入れがたいものがあります。だけど、法律において「モノ」として定義づけられているから、業者の人にとっては、たいして悪いという意識がないんですよね。根本的に「モノ」という意識が見え隠れするんですよ。
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