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- 18/03/30 12:25:39
フランスのマクロン大統領は27日の演説で、義務教育の就学開始年齢を現在の6歳から3歳に引き下げる方針を示した。来年から実施する計画。実現すれば、欧州連合(EU)加盟国で最も早い義務教育開始となる。
マクロン氏は制度改正の理由について「教育格差をなくす」ためだと述べ、特にフランス語教育を重視する方針を示した。貧困地域では小学校の授業についていけず、落第する生徒が多いことが社会問題となっており、就学年齢を早めることで教育水準を底上げする狙いがある。
フランスでは現在、小学校入学前の児童を対象に、公立の「保育学校」で無料の就学前教育が行われており、2歳から入学が可能。3歳児の97%が通っており、制度改正による保護者の負担は比較的少ない。保育学校は保育所と異なり、国民教育省(文部科学省に相当)が管轄。学習指導要綱もあり、制度改正により見直しが進むとみられる。
EU加盟国で義務教育開始年齢は5~7歳がほとんど。ルクセンブルクは4歳と定めている。
http://www.sankei.com/world/news/180328/wor1803280034-n1.html
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