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- 18/02/18 18:02:34
五輪3大会連続出場のフェルナンデスが初めて手にしたメダルは、一番光り輝くものではなかった。「あなたにチャンピオンになってほしかった」。同じオーサー・コーチから指導を受ける羽生から声をかけられた欧州王者は「2人一緒にはなれないんだ」と返した。敗北を静かに受け入れ、「家に持ち帰ってメダルを自慢できるよ」と誇った。
冒頭の4回転トーループはきれいに着氷。直後の4回転サルコウは何とかこらえ2回転トーループをつなげた。後半で跳ぶ4回転サルコウが2回転になってしまったのが痛かったが、ミスを引きずることはなかった。
トップ選手が果敢に4回転ジャンプの種類を増やす中で、サルコウとトーループに限っても上位に立てることは証明した。結果的にフリーでは今季の自己最高の好演技。「いい戦いだった」と歓声の余韻に浸った。
26歳のスケーターは「(この競技では)結構年配だし、トップに立つのは難しくなる」と現実を見つめる。「たぶん、これが僕の最後の五輪になる」。連覇を決めた羽生にそう打ち明けると、泣かれたという。達成感も得ながら、決戦のリンクを降りた。【岩壁峻】
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