• No.1 大根

    18/01/29 12:25:43

     ◇なぜ夫たちは「名もなき家事」をしないのか

     先の大和ハウス工業の意識調査を見ると、「名もなき家事」の存在を認識している割合が高いのは、妻の方ですが、夫と大差はありません。むしろ、夫たちの認識と実行の間に大きな差があります。実際、家事のうち9割を妻が多く負担していました。夫たちがやらない理由は、その存在を「認識していない」場合もありますが、「認識していても、しない」傾向が強いようです。

     「認識していない」のは、家事全般を担ったことがない男性は、誰かが「名もなき家事」をしなければ家庭生活が回らないことに気づいていないからでしょう。「家事は女性の役目」と思っているため、家事に関心がないこともあるでしょう。

     また、「認識していても、しない」理由は、多くの男性が平日に長時間働いていて、「食事の献立を考える」「子どもの食事を手伝う」など、「待ったなしの家事」をできないからです。

     しかし、「調味料を補充・交換する」「衣類をクリーニングに出す、取りに行く」などの作業は週末でもできます。空いた時間にできる家事さえしない男性は、性別役割分担の意識が強いのでしょう。「自分がしてもしなくても、そのうち妻がやるだろう」という気持ちがあり、つい見て見ぬふりをするのかもしれません。

     ◇共働きが増えるなか、妻の負担が減らない理由が明るみに

     なぜ今、「名もなき家事」という言葉に多くの女性が反応するのか。それは、共働き家庭が増え、多くの女性が仕事+家事+育児で一日中働き詰めになっているという背景と、「男性も家事を分担すべきではないか」という意識の高まりがあるからです。

     しかし現実には、女性に家事責任が偏ったままです。妻たちは出勤前と帰宅後に、時間が足りないと焦りながら次から次へと家事をこなしています。「洗濯」「掃除」といった名前のある家事を夫に一つ頼んでも、なぜか自分の分担が一つ減ったとは思えません。その下準備や管理が増えるからです。そのうえ、その他の作業もこなさなければなりません。

     モヤモヤと感じていたしんどさに、「名もなき家事」という呼び名を与えられ、さぞや「ハッ」としたことでしょう。

     「名もなき家事」の解決法として、在庫発注の仕組みを作りましょう、先回りして家事削減の工夫をしましょう、という女性向けの提案があります。しかし、家事のマネジメントそのものが「名もなき家事」なのですから、男性が最初から参加しないと本当の解決にはなりません。

     さらに、子どもが生まれたことで増える「名もなき家事」、つまり「おしりふきの補充」や「哺乳瓶の消毒」も、圧倒的に母親に偏っています。保育園探しの局面でも、「書類を入手して記入する」作業を母親が担うことが多いでしょう。

     男性の育児休業取得率はわずか3.16%。父親も育休を取得して、最初から育児に参加すれば、「名もなき家事」のシェアも、少しは進むのではないでしょうか。

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返信コメント

  • No.4 黒はんぺん

    18/01/30 16:41:03

    >>1男性の育児休業取得率はわずか3.16%。父親も育休を取得して、最初から育児に参加すれば、「名もなき家事」のシェアも、少しは進むのではないでしょうか。

    これは正直あまり関係ない気がする。
    子ども産まれる前から家事についての意識を身に付けさせないと、男性が育休とったせいで産後の妻の負担が増える家族の方が多そう。

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