５日午前８時１５分頃、愛知県大府市共和町の雑木林で、名古屋市緑区高根山、無職野口正春さん（５８）が首から血を流して倒れているのを野口さんの次男（２１）が発見し、１１９番した。野口さんは病院に搬送されたが、約２時間後に死亡が確認された。野口さんの喉には刃物で切られたような傷がある上、凶器が付近で見つかっていないことから、県警は殺人事件の可能性が高いとして東海署に捜査本部を設置した。

　捜査本部の発表によると、野口さんは同日午前６時過ぎ、２匹の犬を連れて妻（４５）と散歩に出かけた。２人は同６時４５分頃、自宅から西に約２００メートル離れた雑木林付近で別れ、妻は１匹を連れて先に帰宅。野口さんが戻らないため、妻から「雑木林の辺りで別れたから様子を見に行って」と頼まれた次男が付近を捜したところ、雑木林でうつぶせになって倒れている野口さんともう１匹の犬を発見したという。

　傷は１か所で、身を守ろうと抵抗する際にできる「防御創」はなかった。朝の犬の散歩は夫婦の日課だったという。野口さんは妻と母（８２）の３人暮らしで、次男は帰省中だった。

　現場はＪＲ東海道線南大高駅から南西約１キロの住宅街にある雑木林。現場近くの幼稚園に子供を通わせているという主婦は、「ここは園児のお散歩コースなので怖い」と声を震わせた。近くに住む女性は「以前は家族で仲良く自宅の庭でバーベキューをしていたのに……」と話していた。


別の記事だけど、最後の近くに住む女性の証言がなんだか意味深…