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産経新聞
千葉県芝山町の畑に平成27年、少女=当時(18)=を生き埋めにして殺害したなどとして、強盗殺人と逮捕監禁の罪に問われ、1審千葉地裁の裁判員裁判で無期懲役とされた同級生だった元少女(20)の控訴審初公判が21日、東京高裁(植村稔裁判長)で開かれた。弁護側、検察側双方が証拠調べを求め、植村裁判長は30年1月18日の次回期日で、証拠について協議するとした。
1審では、元少女に強盗殺人についての故意と共謀があったかが争点となった。29年2月の1審判決は元少女が「共犯者らが被害者を殺害するかもしれないと認識しながら、それでも構わないと考えていた」として、未必の殺意と共謀があったと認定。犯行で「重要な役割を果たした」として、事件当時、18歳だったことなどを考慮しても刑事責任は重大として、求刑通り無期懲役を言い渡した。
1審判決によると、元少女は中野翔太受刑者(22)=強盗殺人罪などで無期懲役確定=らと共謀。27年4月19日夜、走行中の乗用車内で被害者の口を粘着テープでふさぐなどした上、財布などを奪い翌20日未明、芝山町の畑に掘った穴に埋め、窒息死させた。
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