博多金塊窃盗　実行役ら4人が起訴内容否認

　去年、福岡市のJR博多駅前で約160ｷﾛの金塊が盗まれた事件で、起訴された7人のうち実行役など4人の初公判が開かれ、いずれも起訴内容を否認した。
　窃盗の罪に問われているのは、愛知県日進市の無職、中垣龍一郎被告ら4人。起訴状によると、中垣被告らは去年7月、JR博多駅近くのﾋﾞﾙで、会社役員の男性らから金塊約160ｷﾛ、7億6000万円を盗んだとされている。中垣被告が金塊の取り引き情報を入手し、ほかの3人が窃盗の実行役とされている。

　25日の初公判で4人は、「金塊の所有者が同意した上で持ち去ったので、窃盗にはあたらない」と起訴内容を否認した。一方、検察は、「犯行ｸﾞﾙｰﾌﾟは90ｷﾛの金塊を換金し、約4億円を得た。中垣被告らには500万円から6500万円が取り分として渡された」と指摘した。
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