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「リベラル」とは何か?
仲正昌樹(金沢大学人間社会学域法学類教授・政治思想史)
http://informedvote.sakura.ne.jp/nakamasa.html
一部引用
しかし、民主党や、未来の党を実質的に継承した生活の党が、本来の意味での「リベラル」だと言えるのかかなり疑問である。
カタカナの「リベラリズム」の本場であるアメリカで、「リベラル」と呼ばれているのは、私有財産制の廃止や無政府主義など、政治体制や人間本性の変革を掲げるラディカルな左派と違って、自由主義経済の枠内に留まりながら、社会・経済的な弱者に優しい政治を展開する、現実志向の左派である。
公権力が個人の価値観に干渉せず、可能な限り中立性を保つことが大前提になる。
具体的には、公共政策や福祉による財の再配分を促進し、エスニシティやジェンダーによる社会的差別の除去を掲げる。
ニューディール以降の民主党(左派)の路線が、その典型だ。- 0
17/10/04 05:13:41