高さ１５ｍから車が線路に転落　電車と衝突、男性死亡

２４日朝、福岡県岡垣町のＪＲ鹿児島線で電車と車が衝突し、車を運転していた７９歳の男性が死亡しました。車は、線路脇にあるおよそ１５メートル高台の道路から転落したと見られ、警察は道路にブレーキの痕が見つかっていないことから、運転操作を誤った可能性があると見て詳しい状況を調べています。
２４日午前７時５０分ごろ、福岡県岡垣町南高陽のＪＲ鹿児島線で、博多発小倉行きの６両編成の電車と乗用車が衝突しました。警察によりますと、この事故で車を運転していた、岡垣町東高倉の辻武利さん（７９）が死亡したほか、救助に駆けつけた男性が軽いけがをしたということです。

ＪＲ九州によりますと、電車にはおよそ３００人が乗っていましたが、乗客にけがはなかったということです。警察によりますと、車は、線路脇にあるおよそ１５メートル高台の道路からガードレールを突き破って転落したと見られ、これまでのところ、道路にはブレーキをかけた痕が見つかっていないということです。

調べに対し、電車の運転士は「線路上に車があることに気付いて、急ブレーキをかけたが間に合わなかった」と話しているということです。警察は車の運転操作を誤って転落した可能性があると見て詳しい状況を調べています。

事故の影響で、ＪＲ鹿児島線は、博多と小倉の間の上下線で３時間近く、運転を見合わせました。