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マネーフォワード、自動貯金アプリ「しらたま」提供開始
住信SBIと連携
2017/9/19 15:47
家計簿アプリやクラウド会計ソフトを提供するマネーフォワード(東京・港、辻庸介社長)は19日、自動貯金アプリの提供を始めた。住信SBIネット銀行の口座とアプリを連携し、日ごろの買い物のおつりなどをためられる。将来的にはたまったお金を投資に回せるような仕組みも取り入れていく。
新サービスの名称は「SiraTama(しらたま)」。「しらずに、たまる」というコンセプトから名付けた。まずは住信SBIネット銀行に口座を持つ人が使えるようにする。
貯金方法は2つある。毎日決まった額を積み立てるか、日々の支払いで生じたおつりをためるかだ。おつり貯金の場合は100円、500円、1000円からカード決済額を差し引いた端数をためる。例えば店頭で460円の商品を買うと、500円払ったと見なして40円貯金する。
しらたまをダウンロードすると、住信SBIネット銀行に預金専用口座を開設する。同行は「API」と呼ばれるシステムの接続仕様をしらたま向けに開放しているため、たまったお金はアプリ上で専用口座からメイン口座に移せる。
利用料は無料。今後は住信SBIネット銀行以外との提携も模索し、収益化を図る。
マネーフォワードが個人向けサービスを発表したのは5年ぶり。12年に始めた家計簿アプリは利用者が500万人を突破している。
似た貯金や投資サービスの分野ではネストエッグ(東京・千代田)やウェルスナビ(同・渋谷)といった競合がいるが、マネーフォワードの辻社長は「家計簿アプリで集めたユーザーデータから我々にしかできない提案をしていきたい」と前向きな見方を示した。
マネーフォワードは29日に東証マザーズへの上場を予定している。
(吉田楓)
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ19HRC_Z10C17A9000000/
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