>>22押さえられてたし、否定されることが多かった。
何を相談するにしても、少しさわりを話しただけで、まず頭ごなしに否定。
進路のことなんて特に。
人の話を聞けと言うくせに、私の話はこれっぽっちも聞かない。
医学部の学生と付き合ってた時も、あんたに医者は釣り合わない、どうせうまくはいかないってガミガミうるさかった。
医者と結婚した芸能人のことを出してきて、うまくいかなかった例を次から次へと語りだし、後々自分が惨めになるだけだからやめなさいだって。

だから親に相談なんかしたくなかった。
話が大袈裟になってめんどくさかったし。
友だちの家庭が明るくて羨ましかった。
友だちの親が羨ましかった。
楽しい話をして爆笑してるし、すごく仲がいい親子で。
なんで私はこの家の子どもなんだろって。
暗い家庭だし、本当に何もかもがコンプレックスだった。
環境のせいにしてはいけないんだろうけど、三つ子の魂ってやっぱりあると思う。
努力で変えられる部分と、どう頑張っても、それが自分の基になっている根っこの部分は変えたくてもなかなか変えられない。