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- 袋井宿たまごふわふわ
- 17/05/31 19:29:33
前橋市内で下校中の小学1年の女児に触ったとして5月17日、群馬県迷惑防止条例違反(卑猥な行為の禁止)の疑いで69歳の無職男が前橋署に逮捕された。男は日頃から「見守り」のように街角に立ち、「防犯腕章」まで着用していた。男はボランティア団体に所属せず、気に入った女の子だけに声をかけ、ときにはつきまとう、評判の「怖いおじさん」だった。
■容疑認め「かわいかったから」
逮捕容疑は16日午後3時15分ごろ、市内の路上で友人3人と帰宅途中だった小学1年の女児(6)に声をかけ、腕や腰を触ったとしている。同日午後、女児の母親が「小学生に声をかけている男がいて、娘の体を触った。緑の腕章をしていた」と県警に連絡し発覚した。前橋市北代田町に住む無職男は容疑を認め、「子供がかわいかったから」と供述した。
男はボランティア団体などに所属していないにも関わらず、見守り活動などで使用される「防犯腕章」を身につけていた。子供との“スキンシップ”で「悪気はなかったのではないか」(近所の男性)といった声もあった。しかし前橋署は「最悪の事態を避けるため、早期逮捕に踏み切った」と強調。調べを進めるうちに、徐々に男の素性が判明する。
■「お気に入り」女児は家まで特定
捜査関係者によると、男は、すべての児童に声をかけていたわけではなく、男子児童は完全無視。「あいさつしても声を返されたことなんてない」と男児たちは声をそろえる。逆に女子児童には積極的に声をかけ日常的に体を触る。特に好みの女子児童への執着心は強く、アメを渡したりして近づき、頭をなで、握手をする。それも両手で握りしめるような握手の乱発。被害にあった女児は相当数にのぼり、「お気に入り」となった女児は、姉や母親の名前まで記憶し、複数の女児の家まで特定していたという。
母親が運転する送迎車に乗り込む、お気に入り女児の顔を車窓越しにのぞき込む場面もしばしば目撃されている。特定児童にだけ声をかけ、しつこく触る姿を「見守り活動」とは呼べない。捜査関係者は「物色目的だったといえる」と指摘した。
■400メートルもつけ回され「ダッシュで逃げた」
16日に狙われた女児も「お気に入り」だった。実は、この日、通学コースが一部変更され、ルートが増えていた。地域住民や捜査関係者によると、男は事前に変更を把握し女児を待ち伏せていたという。「明らかにおかしい」(捜査関係者)と判断するに十分だ。
追加ルートを友人3人と下校してきた被害女児の前に男は現れ、声をかけた。容疑で男が触ったとしているのは腕と腰だけだが、女児の尻にも触り、友人の1人にも触れていた。女児らは「怖いおじさん」を避けるように歩き出す。男も歩き、約400メートルにわたってつけ回し、恐怖を感じた1人は「ダッシュで逃げた」という。しかし、逮捕後、男は「近くのコンビニまでたばこを買いに行っただけだ」などと否定したという。
男は、別の女児にクローバーを見せ、「これ、向こうの神社で採れるんだよ」と話しかけたこともあった。「女児が興味を示したら、『今度、おじちゃんと採りに行こうか』なんて言うつもりだったのではないか」と捜査員は話した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170528-00000507-san-soci
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