- 友募・馴れ合い
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小6のとき。私の彼の話です。彼は昔の記憶が蘇ったんです。
授業後、階段の下で彼は何気なく立ってたようです。
上からド部洲の植田さんが、降りてきました。
植田さんは彼をいつもキモがってました。
「ちょっとー、階段の下からスカートの中のぞいたでしょ」
「えー、そんなことしてないって」
「嘘つけ、見てたわ」
ここへ木山先生「おい、どうしたんだ」
岡田君は、そのとき見てもいないのに「こいつが階段の下からスカートをのぞいたんです」
「本当か?」
「違います、やってません」
「どっちなんだ」
岡田君は「植田さんはのぞいていたと言ってます」
植田さんは「ええ」とだけ。
木山先生は私をビンタしました。
「本当のこと言え」
「やってません」
「嘘つきは泥棒の始まりだぞ、本当のこと言え」でまたビンタ。
このころクラスの文房具がなくなるということがありました。
木山先生は「お前が泥棒したんだろ、お前は嘘つきだからお前だ」
ここへ担任の山本先生が来ました。
「どうした」
岡田君は「こいつが植田さんのスカートの中を階段の下からのぞいたみたいです」
山本先生は植田さんと私に「本当か?」と。
私は「絶対に、見ていません、立ってただけです」
植田さんは「見られたのかなあと思ったんで」
木山先生は担任でもないのに、何発も殴っていたので、黙って立ち去りました。
植田さんも立ち去りました。
このあと塩田君と西田君が「何があったの?」と来ました。
岡田君は「こいつが植田さんのスカートをめくったのに、めくってないと木山先生の前で嘘をついてた、木山先生は嘘つきは泥棒の始まりだから、こいつが絵具や文房具を盗んだに違いないと言ってた」
塩田君と西田君は「お前が盗んだんだろ」と言って「本当の事言え」で殴ってきました。
「こいつが犯人だぞ」と言ったら大井君と水野君が「この泥棒が、こいつをぶっ頃せ」と。
すると何人も襲ってきました。
私は噛みついたりして、上履きのまま外へ逃げました。
振り返ったときに西田君の投げた石があたり、歯の一部が欠けました。
「おいあいつは泥棒だ、捕まえろ」と、5年、4年までが襲って来ました。
材木置き場に隠れました。
4年生が私を見つけました。
私は「泥坊なんてやってない、隠れてること内緒にして」といいました。
すると「ここの泥坊がいる」と大声で。
私は大きな家の加藤さんの門が空いていたので、逃げ込みました。
私を追っかけていた連中は、加藤さんの庭には入ってきませんでした。
自分でも恐ろしいほどの馬鹿力が出たから驚きましたが、服は破れて、唇から血が出てました。- 1
19/02/16 03:10:09