不倫@落書き帳

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    • 不倫の結末
      18/11/20 02:48:48

    対馬 滋(木村修治さん救援会議)



     95年も押し迫った12月21日、東京、名古屋、福岡の3カ所の拘置所で「死刑」が執行された。
     わたしは87年に死刑が確定した、木村修治さんの救援を続けてきた。彼の死刑が確定して8年、次に執行があれば彼の可能性は高い。救援会は、夏頃から可能な限りの手段で執行を食い止めようとした。恩赦請求の補充書を毎月出し続ける、助命嘆願署名、法務大臣への直訴(これは実現できなかったが、母親が心情を訴えた手紙は法務大臣に届けられた)……。 しかし、彼への執行を止めることはできなかった。



    親切だった刑務官が…
     葬儀の場で、彼の義姉・日方ヒロコが声を振り絞りながら、当日の模様を話した。その日の朝、彼女と母親は連れだって面会に行った。待合室で、いつもより長めに待たされたふたりは、面会担当の刑務官に呼ばれた。
    「いまちょっと立て込んでいるので、午後に来て欲しい」
    「午後に来たら会えるんですか」
     日方も執行の可能性を知っている。ちらりと不安がよぎった。
    「はい、会えます」
     刑務官の言葉を頼みに、ふたりは修治さんが受洗した「聖マルコ教会」で午後の面会時間を待つことにした。
     木村修治さんの死亡時刻は、午前9時31分。この時、彼はすでに事切れていた。
    「午後に来たら会えるっていった刑務官の人は、お母さんにもとっても優しくしてくれた人なんです。お母さんの具合が悪くって面会になかなか来れなかったときなんか、本当に心配してくれて、元気になったお母さんが来ると、『よかったね』と声をかけてくれる、そんな人だったんです。
     その刑務官に、あんなむごい嘘を言わせた。修治さんは殺されているのに、午後に来たら会えるって……。」

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