• No.71 七味

    17/04/12 00:12:56

    とりあえず記事

    空母打撃群とはあまり聞き慣れない呼び名ですが、英語では「Carrier Strike Group」といい、アメリカ海軍の戦闘部隊の一つになります。

    まず、空母打撃群がどこに所属しているかですが、

    アメリカ海軍ー>太平洋艦隊ー>第3艦隊(東太平洋)ー>第1空母打撃群

    となります。

    「空母打撃群が朝鮮半島沖へ進行!」というと、巨大な軍隊が朝鮮沖へ集結していくようなイメージがありますが、そうではありません。

    まずは、陸軍でもなく空軍でもなく海軍だけであること。

    アメリカ海軍は全部で6艦隊を持っていますが、そのうちの東太平洋を担当している第3艦隊が今回の任務にあたっています。

    第3艦隊は、全部で9の任務別の部隊で構成されています。

    空母打撃群はそうちの一つとなります。

    戦闘部隊
    戦闘支援部隊
    哨戒部隊
    兵站支援部隊
    潜水艦部隊
    水上戦部隊
    上陸部隊
    揚陸部隊
    空母打撃部隊

    もし本格的な地上戦や北朝鮮への上陸も視野にいれるようになってくると、これらの他の任務の部隊も朝鮮半島沖へと集結してくるのでしょうが、現在のところはそこまでではないようですね。

    それでも、空母打撃群は総勢で7千名以上の乗組員をようしており、以下の艦隊から構成されています。

    航空母艦(1隻)

    護衛艦(水上戦闘艦、潜水艦)(5~10隻)

    補給艦(1~2隻)

    カールビンソンの性能や装備は?

    空母打撃群の中心である航空母艦は『カール・ビンソン』(Carl Vinson)

    1982年からアメリカ海軍で活躍している原子力航空母艦になります。(よって燃料補給はいりません)

    全長は333Mで全幅が約77M。

    東京タワーと同じくらいのサイズですね。

    または東京駅のレンガに駅舎の長さとも一緒です。

    世界最大級の原子力航空母艦ですね。

    カールビンソンには

    数十機の航空団(戦闘機攻撃機、早期警戒機、電子戦機、輸送機)

    が搭載されており、

    他の護衛艦には300発以上の各種ミサイル搭載し、かなりの広範囲の空域を制圧・支配できるそうです。


    つづく

  • No.72 七味

    17/04/12 00:16:20

    >>71つづき
    トランプは北朝鮮沖でどうするのか?

    アメリカ海軍のごく一部とはいえ、これだけの戦闘力を朝鮮半島沖に集結させて、トランプ大統領が目指す北朝鮮問題の解決策は、どのようなものなのでしょうか?

    ほんとうに北朝鮮への攻撃を仕掛けるのでしょうか?

    トランプ大統領の公約は「アメリカ・ファースト」です。

    決して日本や他の同盟国を守るためだけに他国を攻撃することは考えられません。

    なにかアメリカ自身に脅威へ不利益が襲ってこない限り、アメリカが行動を起こすことはないと思われます。

    おそらく、アメリカが心配しているのは北朝鮮がアメリカへ届く大陸間弾道ミサイルの開発に成功することではないでしょうか。

    アメリカ本土の都市が北朝鮮のミサイルの射程距離に入ることは、トランプ大統領にとって許せないことだと思います。

    その脅威を取り除くための方法としては、

    「北朝鮮の解体」

    「金正恩政権の交代」

    「金正恩政権の弱体化」

    などの方法が考えられます。

    ブッシュ大統領が行ったイラク戦争のように国自体の解体して、アメリカにとって都合の良い政権を樹立するのは、中国の立場からは許されないでしょう。

    現在、北朝鮮はアメリカ同盟国である韓国と、中国との間の緩衝地帯という意味があります。

    北朝鮮が解体して、アメリカ同盟国の政権が樹立してしまったら、中国と国境を接することになるので、中国にしてみれば、それはなんとしても避けたいところでしょう。

    そんな中国政府の事情を踏まえて、トランプ大統領は前回の米中首脳会談で中国による北朝鮮への対応を依頼したものと思われます。

    経済的に北朝鮮を支えているのは中国なので、中国の対応次第で北朝鮮の弱体化を計ることが可能となるからです。


    つづく

コメント

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返信コメント

  • No.73 七味

    17/04/12 00:18:22

    >>72つづき
    もしかしたら、金正恩を退任させて、もっと中国のいうことを聞く人間をトップに持ってくるかもしれません。
    (それを予感した金正恩が兄の金正男を殺害したとの見方もあります。)

    今回の空母打撃群の朝鮮半島沖への派遣は、

    何らかの実効性のある対応を取らせるため、

    アメリカが中国へ圧力をかけるために派遣したと考えるのが、自然かもしれません。

    実際に北朝鮮にミサイルを打ち込んでしまうと、中国との紛争に発展する恐れもありますから、そこまではしないのではないでしょうか。

    もしそんな事態になるのであれば、

    アメリカと中国政府とのあいだで、

    中国寄りの次期政権を北朝鮮に立てること事前合意が、出来上がっている場合だけでしょうね。

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