「車に放置しホテル」と供述、２５歳実母と内縁夫再逮捕へ　保護責任者遺棄致死容疑　大阪府

2017.2.13 12:10 産経新聞

　大阪市東住吉区の鈴木琉（りゅう）聖（せい）ちゃん（１）の遺体が車のトランク内のクーラーボックスから見つかり、死体遺棄罪などで実母の鈴木玲奈被告（２５）と同居する内縁の夫、大島祐太被告（２２）が起訴された事件で、大阪府警が保護責任者遺棄致死容疑などで２人を１３日午後にも再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。

　捜査関係者によると、鈴木被告らは調べに対し、「車に長女（４）と長男（琉聖ちゃん）を車に放置したままホテルに行き、一泊して戻ってきたら琉聖ちゃんが死んでいた」と供述。司法解剖の結果、琉聖ちゃんの死因は低栄養とみられ、府警は詳しい養育状況を調べていた。

　２人は昨年４月２３日、車内で琉聖ちゃんが死亡しているのを発見。大阪市平野区のホームセンターに移動してクーラーボックスを購入し、琉聖ちゃんの遺体を遺棄したとされる。

　遺体は昨年１１月、大阪市住吉区のコインパーキングに駐車中の乗用車から見つかり、府警は死体遺棄容疑で２人を現行犯逮捕。２人は同罪で起訴され、大島被告のみ長女の頭を殴ったなどとして傷害と暴行の罪でも追起訴された。