凧揚げ
『生活保護家庭の子ども 生活習慣改善のため支援へ』
1月18日 20時29分
生活保護を受けている家庭の子どもは栄養の偏りなどによって健康上のリスクが高まるケースが少なくないことから、厚生労働省は学校と自治体が健康診断のデータを共有したうえで、子どもの生活習慣が改善するよう支援していく方針を示しました。
厚生労働省によりますと、生活保護を受けている家庭の子どもは栄養の偏りや不規則な生活などによって肥満や虫歯などのほか、将来的に生活習慣病のリスクが高まるケースが少なくないとされています。
このため厚生労働省は18日、都内で専門家会議を開き、就学している子どもを対象に、保護者の同意を得たうえで学校と自治体が健康診断のデータを共有して健康上のリスクがある子どもの生活習慣が改善するよう支援していく方針を示しました。
具体的な方法は、自治体の職員が家庭を定期的に訪問し、子どもに食生活や運動、歯磨きなどを指導するほか、状況に応じて保護者にも、生活について指導することも検討しています。これについて専門家からは「子どもの肥満は成人してから生活習慣病につながるので、早期に介入することは重要だ」などの意見が出され、大筋で了承されました。
厚生労働省は今後さらに支援の内容を検討するなどして制度の導入に向けた準備を進めることにしています。
NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170118/k10010844371000.html
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