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- まぐろ(中トロ)
- 16/12/12 13:12:51
バンダナにサングラスの異相で知られる「金正日の料理人」こと藤本健二氏(仮名)が平壌に向かってはや3カ月。
「うまいラーメンを作って金正恩委員長に食べてもらう」と北京経由で北朝鮮に入国したのは分かっているが、その後ぷつりと音信が途絶え、日本で帰りを待つ知人たちをやきもきさせているという。
北朝鮮の将軍様故金正日総書記の専属料理人だった藤本氏が、トランクいっぱいの食材とともに訪朝、旅の身空となったのは夏の終わりのことだった。「藤本氏は自分が寿司職人として働いていた平壌の最高級ホテル『高麗ホテル』に店を持ちたい、そこで築地の名店『井上』の味を再現したラーメンを出すのが夢だ、と長らく公言していました。
十数年間、料理人として金一家に仕え、幼少期から現最高指導者の金正恩を知る藤本氏。その金正恩の肝煎りで、特等地に建つ最新ビルにフロアを与えられ、朝鮮労働党の創立記念日、10月10日に店をオープンする予定だったという。件の名店のレシピを携えた藤本氏はまず北京に入り、たまたま同地に居合わせた日本のジャーナリストと会食後、平壌に入ったというが、「その後、何の音信もなく、消息不明なのです。
藤本さんは2012年に11年ぶりに訪朝してから今回で4度目、今年は3度目の訪朝なのですが、こんなことは初めてです。
万が一、収容所などに送り込まれている恐れもないわけではありませんから、心配です」 とその知人は語るのだ。
「北朝鮮というお国柄、こちらから連絡が取れないのは仕方なくとも、藤本氏なら連絡しようと思えばできるはず。それができぬ状況にあるのだとしたら」
実は藤本氏、北に家族を残しているが、12年の訪朝直前に長男が怪死する奇禍に見舞われている。
デイリー新潮 2016/12/12(月)
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