ﾏｲｸﾛﾊﾞｽが衝突、中学生2人死亡　 へのコメント（No.61）

中学野球部バスとワゴン車が正面衝突　２人死亡、１７人重軽傷

スポニチアネックス 10月9日 7時1分配信
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石川県七尾市の自動車専用道路「のと里山海道」で８日午前６時４０分ごろ、同県珠洲市立緑丘中の野球部員らが乗ったマイクロバスとワゴン車が正面衝突した。バスの中学１年でいずれも１２歳の山崎粋生（すい）さんと蟹由（かにゆ）晃一さんが頭などを強く打ち死亡。１７人が重軽傷を負った。

緑丘中野球部は過去に全国大会で３位に入るなど強豪校。現役部員は地区大会を勝ち抜き、３年生の引退後初の県大会に向かう途中だった。現場はフロントガラスの破片や靴が散らばり、血だまりも。バスの前面と右側面は大きくひしゃげ、衝撃のすさまじさを物語っていた。

山崎さんは早朝の素振りが日課で、近所に住む女性は「将来があるのに残念」と肩を落とした。蟹由さんは理学療法士になるのが夢。小学校の同級生は小１の頃からこつこつと野球の練習を続けていたことを明かし「もう会えなくなるなんて」と悲しみをにじませた。

七尾署によると、バスを運転していた生徒の保護者で消防士源剛一さん（４２）、ワゴン車の金沢市の農業浦和宏さん（４５）と別の中１男子生徒（１２）が重傷。運転席の後ろの席に蟹由さんが座り、さらにその一つ後ろに山崎さんが座っていた。

ワゴン車の車体底にセンターラインに設置してあるポールをこすったような痕跡があり、七尾署は浦さんが対向車線にはみ出しバスに衝突した可能性があるとみて、詳しい原因を調べている。

緑丘中によると、試合会場へ向かう際は普段から保護者が運転していたという。

浦さんは自宅から小学５年の息子（１１）と同県能登町で開かれるテニス大会に向かう途中だった。