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【科学】高校時代にニキビができまくった肌はテロメアが長くなり老化を遅らせ、大人になってから若々しい肌になる
皮脂や角質が毛穴に詰まりることで菌が繁殖し感染症を起こしてしまうことで発生するニキビに悩まされる十代は多いもの。しかし、若い時にニキビに悩まされた人はテロメアが変質し、大人になってから、ニキビに悩まされなかった人よりもシワがすくなく張りがある状態であるという研究結果が発表されました。
テロメアとは染色体の末端部にあり、遺伝子情報を保護するための部分。テロメアは細胞分裂が繰り返されるにつれて短くなっていき、その結果として老化現象が起こると言われています。
2016年4月にはテロメアを伸長して白血球を若返らせることに成功したという報告が発表されました。
Journal of Investigative Dermatologyで発表された内容によると、若いころにニキビに悩まされた人は白血球内のテロメアが長くなり、細胞がゆっくりと老化するようになるとのこと。これまでも、皮膚科医によって「ニキビに苦しんだ人は、ニキビに苦しんだことがない人よりもシワがなく張りがある若々しい肌を持つ傾向がある」ということが確認されていましたが、今回発表された研究はこの現象の裏付けを行ったことになります。
研究を行ったのはキングス・カレッジ・ロンドンの皮膚病学者であるSimone Ribero氏が率いるチーム。Ribero氏らは双子の女性1205組を対象に、年齢・身長・体重などとともにテロメアの長さを測定しました。被験者のうち4分の1は人生におけるある時期においてニキビに悩まされていたところ、これらの人々は他の被験者よりもテロメアが長いことが判明。さらに、研究者らが被験者の肌を生体組織検査したところ、ニキビに悩まされなかった人々は細胞死に関係する遺伝子が活性化している傾向にあったとのこと。
Ribero氏は「肌に違いが生まれ、老化から守ってくれるようになることの原因はテロメアの長さに関係があると考えられます」と語っており、若年期の肌の成長が遺伝子に何らかの影響を及ぼしたものと見ています。
(以下省略)
http://gigazine.net/news/20160930-zit-dna-youthful-skin/
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