• No.9 デカパン競争

    16/09/14 15:28:57

    実務では、「なんでそれでお互いに恋愛感情があったとあなたは思い込んだの」というような「加害者」の言い分に出会うことが本当によくある。 たとえば「川に入るためにスカートをたくしあげて足首を見せた」とか。いや、スカート濡らさないようにしただけで、足首をあなたに見せるためにたくしあげたわけじゃないし、そもそも足首を見えるような状態にしたらなんで、いい仲だということになるの。。。と理解に苦しむようなことが本当によくあるのだ。 

    もちろん、他者の行為に内心でどきっとして「もしかして相手もこっちに気があるかも」と思うだけなら何も問題は無い。それに基づいて行動が暴走し、相手の意に反する性的関係を強要する結果になってしまうことがあるのが問題なのである。

    「こんなことで、性的関係に合意があると思い込んだというなら、そのこと自体が悪質」と感じることはよくあり、これはもう、認知の歪みだとしかいいようがない。そして、認知の歪みに起因する性暴力は決して少なくないと感じる。

    たとえば、女性が性的行為を「いや」と言い、文字通りいやだと考えていたのに、男性が「いやと言っていても本当は性的行為に合意しているのだろう」と勝手に脳内変換して女性の意思に反する性的行為を行い、「女性の合意がないとは思っていませんでした」と主張して故意の存在を否定するような場合、「合意があると思っていた」というだけで「法的責任はない」あるいは「法的責任があったとしても悪質ではない」と考えていいのか。そのような脳内変換が認知の歪みである。

    認知の歪みから生じる性暴力をなくすためには、こういう認知の歪みを生む要因、認知の歪みを生むファンタジーを、社会から、ひとつひとつ除いていくしかないのではないかと考えている。

    続く

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