登校中の小学生７人はねられけが・・・岐阜 へのコメント（No.36）

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以前から　

　海津町で、暴走車にはねられた事故は、住民が「危険な通学路」として改善を求めていた場所で起きた。
市教育委員会や同校は同日記者会見し、通学路の変更を検討するとともに、危険箇所の点検を実施していくことを明らかにした。

　事故が起きた市道は、大江川沿いにある幅約４・６メートルのセンターラインのない堤防道路で、信号機や横断歩道はない。
小中学校の通学路になっており、高須小の３～６年生の男女１０人が１列になって道路右側を南に向かって歩いていたところ、後から来た乗用車に８人が次々とはねられた。

　現場の北約１００メートルの交差点で交通安全ボランティアをしていた男性（７３）は「ドーンという音がした。
子ども２人が川の方に投げ出されて土手の木にひっかかる状態で倒れていた」と振り返る。
近くに住む主婦（４２）は「駆けつけると、道路で血だらけで倒れている女の子や体操着が血だらけのまましゃがみこんでいる女の子がいた。保護者らは毎年、道路から落ちないようフェンスをつけてほしいと学校に要望を出していたのに」とショックを受けた様子で話した。

　市教委によると、現場には当時、１０人を含め約２０人の児童が登校中だった。
事故を目撃したことによる動揺が見られた児童１２人に、県の臨床心理士がケアに当たったという。
同校の杉野孝正校長は会見で、現場の通学路について「職員が毎日見守っている。交通量を見ても安全な道路」との認識を示す一方、事故を受け「通学路を再検討し、子どもの精神面でのケアを続けたい」と説明。
中野昇・市教育長は「保護者や地域の人の意見を聞き、他の小中学校も含めて危険箇所の点検を行いたい」と話した。

　同校区内では保護者やボランティアら約８０人が登下校する児童らを見守っているといい、この日も現場付近にスクールボランティア２人がいた。

毎日新聞