電車で寝込んでいた女性を自宅に監禁　男逮捕　神奈川 へのコメント（No.147）

酒に酔って電車で寝ていた女性に酔い止めと称し睡眠導入剤を飲ませ、自宅に連れ帰り監禁したとして男が起訴された事件の初公判で無抵抗の女性に対し行われた卑劣な犯行が明らかにされた。

ｶﾒﾗを見つめる大柄な男…今年6月、酒に酔った見知らぬ女性をわいせつ目的で自宅に連れて帰り、監禁したなどの罪に問われている栗田良文被告33歳。

29日午後に開かれた初公判で栗田被告は「目的が髪の毛…を触るというのが一番の目的で、その事実を変えることはできない」と話し、女性を連れ去ったのはわいせつ目的ではなく、髪に触ることが目的だったと起訴内容を一部否認した。

検察側の冒頭陳述によると、ﾀｰｹﾞｯﾄとなる女性を探すため相模原駅から電車に乗った栗田被告。京浜東北線、山手線と路線を乗り換えてまで女性を探し続け、品川駅まで来た時に電車内で酒に酔い寝ていた被害女性を見つけたという。

栗田被告は、女性に「酔い止めですよ」とｳｿをつき、睡眠導入剤を飲ませ、電車で自宅のある神奈川県相模原市の橋本駅まで連れて行った。駅からはﾀｸｼｰで自宅へ向かったという。

目撃者によると、ﾀｸｼｰで帰宅した栗田被告は女性を抱きかかえて階段を上ったということだ。当日の昼過ぎに自宅へと女性を連れ込んだ栗田被告は、意識を失っている女性にｷｽをしたり、胸を触ったりする様子を撮影し、さらに髪の毛を触ったという。

弁護側は「18歳から33歳までの15年間、平日は働きながら女性の髪の毛を触りたいと思い、土日は女性を見つけては何百回も同じようなことをやっていました」とし“性依存症”なので治療が必要だと主張した。

法廷では「婚約者がいますが、一緒に寝ることができなくなりました。男の人が隣にいるのがこわくて」という被害女性の調書も読み上げられた。