１７歳長男の頭殴打　殺人未遂容疑で４６歳母親を逮捕 福島

福島民友ニュース
　
　高校２年の長男
（１７）を殴って殺そうとしたとして、福島署は２４日午後４時１５分ごろ、殺人未遂の疑いで、母親の福島市、無職佐藤薫容疑者（４６）を現行犯逮捕した。

　逮捕容疑は、同市佐原字竹ノ森の路上で、車に積んである停止表示板が入ったプラスチックケースで長男の頭を複数回殴り、殺害しようとした疑い。

同署によると、佐藤容疑者は「息子を殺そうとした」などと供述、容疑を認めている。

長男は頭から血を流していたが、命に別条はない。

　佐藤容疑者は長男を乗用車に乗せて現場に向かった。

車から降りて近くを通り掛かった男性に「息子の首を絞めたので１１０番通報してほしい」と伝えた後、車に戻り、車外にいた長男の頭を殴ったとみられる。

長男の首には絞められたような痕もあった。

通報で駆け付けた署員が、倒れている長男と近くにいた佐藤容疑者を発見。

「息子の首を絞めてしまった。警察に通報してください」
と伝え、警察に通報。
警察が駆けつけたところ、長男は車のそばで頭から血を流して倒れていた。

佐藤薫容疑者は長男と体が不自由な次男の３人暮らし。

「息子を殺して、自分も死のうと思った」と容疑を認めている。

警察は、息子たちとの生活に悩み無理心中を図ったものとみて、犯行の動機などを調べる。

長男の頭をプラスチック製のケースで、殴り、殺害しようとした疑いで逮捕された佐藤薫容疑者の身柄が、検察庁に送られた。

車の中で練炭をたいて２人で死のうとしたものの死にきれず、「息子を殺して、一緒に死のうと思った」などと容疑を認めている。

長男には障がいが
あるということで、
当時の状況などを詳しく捜査している。