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時事通信
静岡県伊東市で、
2012年に長男=
当時(2)=を暴行し死亡させ、14年には生後8カ月の長女を殺害したとして、傷害致死と殺人の罪に問われた父親の鈴木健一被告(31)の裁判員裁判の初公判が16日、静岡地裁沼津支部(斎藤千恵裁判長)であった。
鈴木被告はいずれの事件についても
「暴行はしていない」と、無罪を主張した。
検察側は冒頭陳述で、長男が頭部のけがで計6回の入院や通院を繰り返し、児童相談所に一時保護されていたと指摘するなどした。
弁護側は、長男を椅子から落としたことはあると認めたが、
「手を洗わせている時に無意識に椅子を引き、頭から落ちた」と反論。
長女については
「事件当日、被告と一緒にいた時間はわずかだった」
とし、暴行の機会はなかったと述べた。
《古トピ》
生後8カ月の長女を暴行し殺害、父親を逮捕 警察に「親戚の子供が頭を踏んだ」と説明
生後8カ月の長女に暴行を加えて殺害したとして、静岡県警伊東署と県警捜査1課は13日、殺人の疑いで神奈川県平塚市の会社員、鈴木健一容疑者(30)を逮捕した。
県警は認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は昨年2月26日ごろ、静岡県伊東市湯川の自宅で、長女で生後8カ月の輝蘭(くらん)ちゃんに暴行を加え、頭部損傷により殺害したとされる。
県警によると、輝蘭ちゃんの頭部には陥没骨折を含む複数の骨折があり、脳内にも多量の出血があった。
鈴木容疑者は同日、妻(19)とともに輝蘭ちゃんを市内の病院に運んでおり、当時医師や警察に対し「親戚の子供が頭を踏んだ」と説明していたという。
鈴木容疑者は平成24年7月、当時妻だった別の女性との間に生まれた長男の瑛斗(えいと)ちゃん=当時(2)=に暴行して死なせたとして、傷害致死の疑いで逮捕、送検されたが、静岡地検沼津支部は嫌疑不十分で不起訴処分としていた。
女性の不服申し立てを受けて、沼津検察審査会は25年6月、不起訴不当と議決。同支部が再捜査を進めている。(15/02/13)
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