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【石原都知事】
日本のメディアがね、向こうの政府の都合の悪いことを報道しないっていうのはおかしな話だね…。
【中国メディアの記者】
それで日中記者交換協定がありまして、それは前の衆議院の田川誠一が、著書でそういう過程を書きまして、その協定で日本のマスメディアがずっと縛られているんじゃないかなと思っていますけど、知事は、それをどう思いますか?
【石原都知事】
それ、田川誠一が決めたの?
【中国メディアの記者】
そうですね、その田川誠一さんと、あと何人かが北京で決めた。
国会図書館の中にその本があって、そのいきさつが書いていまして、田川誠一さんの著書の中にもそういうことが(書いて)ありまして…。
【石原都知事】
どういう約束をしたの?
【中国メディアの記者】
約束はね、だいたい3つの原則。
ひとつは、日本政府は中国政府を敵視してはならない。
米国に追随して、「ふたつの中国(※2)」の陰謀はしない。
【石原都知事】
それは台湾のことだね。
※2…中国(中華人民共和国)は、台湾(中華民国)を自国の領土であると主張しているが、アメリカはそれを認めていない。
【中国メディアの記者】
そうですね。
日中関係が正常化の方向に発展させるのを妨げない、という趣旨ですよ。
日本のマスメディアは、たとえば中国で何か起きたら、中国政府が一方的に、法律を脱したら邪道だと、たとえば、ウィグル族のことだったら暴動とかね、そういう報道がけっこうありまして、そういう(日本のマスコミの)現状については、おかしいかなと思いますけれど、日本はアジアでいちばん歴史が長い民主主義の国家ですよね。経済も大国でありまして。どうして(中国の)あきらかな独裁政権に対して、こんな態度を取るのか不思議です。
(日本語がちょっと不自由だけど“日本はアジアで最も発達した民主主義国家なのに、なぜ中国の独裁政権が発表したあからさまな ねつ造や隠ぺいをそのまま報道したり受け入れたりするのですか?”と質問したかったっぽい)
【石原都知事】
それは日本政府全体というより、田川誠一というのは河野一郎の親族でね、河野洋平君(※3)のおじさんになるのかな。
あの二人の中国に対する言動については、私は許せないことがたくさんありますね。
※3…日本の政治家。いわゆる「河野談話」を発表したことで知られる。
(以下略)- 0
16/04/05 11:49:25