いちご
2016/03/26 08:00
総務省情報通信政策研究所の「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」(平成27年5月)の、年代別の主なコミュニケーション系メディアの平均利用時間、行為者および行為者平均時間(平日1日)を見てみよう。
それによると、10代、20代は他の年代と異なり、ソーシャルメディアが他の手段を大きく超えている。特に10代は圧倒的にソーシャルメディアの利用が多く、ソーシャルメディア行為者率は50.7%、メール行為者率は30.7%、携帯通話行為者率は6.1%となっている。ソーシャルメディア行為者の平均時価は117.4分に上る。若者たちは、主にソーシャルメディアを使ってコミュニケーションしているというわけだ。
《図は10代の主なコミュニケーションメディアの平均利用時間、行為者率及び行為者平均時間》
10代のコミュニケーションはSNSに大きく傾いている。それゆえ、距離感がつかめなくなっている問題も起きているようだ。SNSの過剰利用による問題を見ていこう。
《LINEで告白、Twitterでストーカーする10代》
フリューの女子高生・女子大生を対象とした「恋愛とSNSに関する意識調査」によると、LINEで告白した、もしくは告白された経験について尋ねたところ、78.7%が「ある」と回答。また、告白手段として直接かLINEかと2択で尋ねたところ、なんと34.5%が「LINE」を選んでいた。また、SNSのプロフィール画像に一目惚れした経験は16.2%が「ある」と答えており、そのうち48.1%は相手にメッセージを送って結果的に付き合ったという。
若者たちにとってSNSは恋愛にまで深く入り込んでおり、ネットとリアルの差をほとんど感じていないことが分かる。恋愛において頻繁にSNSを使いこなしている一方、SNSのコミュニケーションがうまくいっていない例も多い。
(続く)
http://japan.cnet.com/sp/smartphone_native/35080069/
古トピの為、これ以上コメントできません
1件~3件 ( 全3件)
*コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています
ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。
上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。
No.1 主 いちご
16/03/28 14:26:36
高校1年女子A子は、LINEでの告白を好むという。「相手の反応を見て、ダメそうだったら冗談にするし、脈ありだったら『付き合って』と言う」。LINEでやりとりすると、ダメだった時もやりとりが残ってしまいトラブルにつながるのではと思い聞いてみたが、「LINEならダメならスルーすればいい。リアルでは緊張してうまく言えないし、LINEなら考えて送れるから。後で読み返せるのもいい」と言っていた。ただし、他の男の子からのLINEでの告白を、キャプチャでグループに回して笑いものにしていた同級生もおり、「送る相手は選ぶ」と言っていた。
2016年3月、大分市の無職少年17歳が、Twitterで元交際相手の女子高生(17)に対して、「追い詰めてやる」「どうなるか覚えておけ」などと脅す書き込みをした脅迫の容疑で逮捕された。少年は1~2カ月前から女子高生に対して、「会いたい」などのメールを数十通送っており、相談を受けた警察が女子高生が嫌がることをしないよう指導していた。しかし、その後もTwitterで脅迫したとして逮捕にいたったというわけだ。
メールやSNSは送るのが簡単だ。そのため安易に送ってしまいがちだが、受け取る側には内容によっては強いストレスを与える可能性がある。その上、送ったものはログが残る。気持ちのままに考えなしに送ることは絶対に避けるべきだろう。
(続く)
http://japan.cnet.com/sp/smartphone_native/35080069/
返信
No.2 主 いちご
16/03/28 14:27:35
《実際より親しく感じやすいネットの交流》
「ネット上に恋人がいる」「会ったことがないネットの親友がいる」という話を聞いたことがあるかもしれない。10代の子どもたちには、インターネットのやりとりだけで直接会ったことがない相手でも、「恋人」や「親友」になるケースが多く見られる。私も取材中に「遠いから会ったことはないけど、(ネットの恋人とは)心と心でつながってるから」と真剣な顔で言われたことがある。中には、「“ネット家族”は本当の家族より大事」という子までいた。彼女は、ネットで家族を募集し、ネット家族として互いの役割を演じて楽しんでいたのだ。
彼らの多くは、「やりとりすれば相手がいい人かどうか分かる」と言い切る。趣味を介して出会った、遠い地に住む仲間とネットを介して交流し、優れた作品を作った高校生の例もあるので、ネットでの交流自体を否定するわけではない。
しかし、ネットではリアルの場ではなかなか言わないことも自己開示しやすい傾向にある。さらに、「自己開示の返報性」によって、自己開示された側も自己開示し返す傾向にあり、通常より心の距離が縮まったと感じやすいことは知っておきたい。
また、SNSなどを使うと相手の情報が無限に得られるため、距離感がつかみづらく、相手と親しいと勘違いしやすい点も気をつけたい。A子は、「親友でもない子に親友と言いふらされていたことがある。クラスメイトの1人として、誰にでも送ることを送っていただけなのに。教室でも大して話してないんだから分かると思うんだけど。その子が知るはずもないことを、過去のTwitterの投稿から調べて知っていたのは気持ち悪かった」と言っていた。
(続く)
http://japan.cnet.com/sp/smartphone_native/35080069/
返信
No.3 主 いちご
16/03/28 14:28:21
《リアルコミュニケーションの重視を》
SNSでの文章中心のコミュニケーションは誤読を生みやすい上に、相手の反応がすぐに見えないという問題がある。文字だけ見ていると親しいと誤解したり、距離感がつかみづらくなることもある。
SNSは便利だが、SNSだけですべてコミュニケーションを取ろうとすると問題が出てくる。やりとりできる情報量から見ても、直接のコミュニケーションに勝るものはない。今は、リアルのコミュニケーションを通して、人との交流におけるマナーや関係の築き方を学ぶべき時だろう。
若者がすべてをSNSで済まさず、なるべくリアルにコミュニケーションできるよう、保護者も意識してあげてほしい。
http://japan.cnet.com/sp/smartphone_native/35080069/
返信