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ところが、IOCが14年12月に策定した「アジェンダ2020」で五輪の肥大化を防ぐために出場人数を可能な限り抑制する理念から、開催国枠に反対を表明。結局、この決定はもろくも白紙撤回されたという。
崖っぷちに追い込まれた韓国連盟が次に繰り出した一手は、団体戦で与えられる例外規定を活用する方法だという。例えば、男女シングルとアイスダンスで五輪出場権を獲得し、ペアを逃したと仮定すると、原則的にその国は団体戦に出場できない。ただ例外的に技術点の最低水準をクリアすれば追加メンバーとして出場が考慮される。
SBSによると、韓国連盟はこの例外規定を活用してペアとアイスダンスの出場をもくろむ。韓国連盟の関係者は「団体戦に出場する10カ国が事実上、追加エントリーをすべて使っていない。ソチ五輪でも使用されたのは3人だけ」と楽観的に予測を示し「技術評価だけをクリアすれば、フィギュア全種目に出場できる見込み」と語っている。
捕らぬ狸の皮算用のような話だ。開幕まで2年を切って、選手育成の時間的余裕は多くない。最低技術点のクリアに目標を置く低レベルな選手が出場して、自国民は応援できるのか。逆に悪い成績にガッカリして「なぜ、こんな低レベルな選手を五輪に出したのか」などと批判を受けるのではないか。場当たり的な思考が高くつくことになりそうだ。
産経新聞 2016.3.23
http://www.sankei.com/premium/news/160321/prm1603210016-n1.html- 0
16/03/27 20:34:45