• No.165 春雨サラダ

    16/05/10 23:29:46

    一人娘のお嬢様が
    抱えていた深い闇

    日刊ゲンダイ

     密室殺人で娘が未成年だったことから慎重に捜査を進めてきたが、逮捕に踏み切った。

     母娘の間に何があったのか――。

    殺人現場となった東京・台東区のマンションの近所では、母親は“教育ママ”として有名人だった。

    「娘さんは千葉県内の私立小学校に通い、ピアノや水泳など習い事もしていました。
    亡くなったお母さんの教育方針はスパルタだったらしく、大声で叱る声が部屋の外まで聞こえてきたり、真冬に娘さんが屋外に立たされていたりするのを目撃した人もいる。
    台東区の子ども家庭支援センターに通報もあったそうです」(近所の住人)

     娘は母の期待に応えようとしたのだろう。

    小学生時代は自治体の読書感想文コンクールで2年連続入賞したり、系列中学に進学せず、わざわざ受験して都内にある中高一貫の“お嬢さま学校”に入り直した。

     ところが、中学入試に合格した頃から、母娘の亀裂が深まっていったようだ。

    「母親は英語を身につけさせるため高校から留学も検討していたようです。
    しかし、母の意に反して娘の成績は落ち、系列高校に進学できなかった。
    そのことで親子関係がギクシャクしていたようです。
    しかも宝石を扱う仕事をしている父親は家を留守にしがちで、事件当日も仕事で不在でした」
    (捜査事情通)

     娘は静かでおとなしいタイプだったというが、暴発を止める者が誰もいなかったことが、不幸に拍車を掛けてしまったようだ。

    殺害現場となった
    台東区のマンション

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